「已む無し」と「止む無し」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「已む無し」と「止む無し」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「已む無し」「止む無し」の違いを分かりやすく説明していきます。

「已む無し」とは?

やむを得ないとか仕方のないことをいいます。

それ以外に方法がないといった状況を表しています。

「やむなし」と平仮名で書くことが多く、あまり「已む無し」という漢字は使いません。

漢字で書く場合にも「已」は常用漢字ではないので、「已」の代わりに「止」を使うのが一般的です。

しかし、已む無しという漢字も間違っているわけではなく、正しい漢字になります。

「止む無し」とは?

止む無しもやむを得ないことや仕方のないことをいい、已む無しと意味は同じです。

「止」は常用漢字なので、「やむなし」を漢字で書く場合には止む無しを書くのが一般的になっています。

ただし、漢字で書くことはほとんどなく、平仮名で書くことが多いです。

「物価が上がっているので負担が増えるのはや止む無しだ」といった使い方をします。

「已む無し」と「止む無し」の違い

已む無しも止む無しも「やむなし」と読み、やむを得ないとか仕方のないことを表しています。

意味は同じなので、違いはありません。

「やむ」を漢字で書く場合には、「已む」「止む」の2種類があります。

「已む」はすっかり終わりになる場合使う漢字で、「止む」は続いてきたことが止まる場合に使う漢字になります。

「已む無し」の方が仕方がないというニュアンスが強いです。

また、「已」は常用漢字ではないため、「已む無し」はほとんど使われることはありません。

漢字で書く時には、「止む無し」と書くのが一般的です。

ただし、平仮名で「やむなし」と書くことが多いので、「已む無し」「止む無し」も使われることはあまりないでしょう。

まとめ

「已む無し」「止む無し」もやむを得ないことや仕方のないことを表す言葉で、意味に違いはありません。

「已」は常用漢字ではないので、漢字で書く場合には「止む無し」とするのが一般的です。

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