「寡作」という言葉の対義語を取り上げて詳しく説明していきます。
さらに「寡作」を連想することになる対義語(反対語)について紹介します。
「寡作」の対義語
「寡作」【かさく】の対義語は「多作」【たさく】です。
「寡作」という言葉は、「芸術家・作家などが制作する作品の数が少ないこと」を意味しています。
「寡作」には「そのアーティストが作品を少ししかつくらない」「作品の数が少なくて付加価値が出る」といったニュアンスがあります。
「寡作」とは反対の意味を持っている対義語が「多作」です。
「多作」は「芸術家・小説家などでつくる作品の数が多いこと」を意味しています。
「多作」には、「その芸術家が作品をたくさんつくる」といったニュアンスがあります。
「寡作」を連想する対義語(反対語)
「寡作」という言葉を連想することになる対義語・反対語には以下のようなものがあります。
「濫作」【らんさく】
「濫作」という言葉は、「クオリティーを考慮せずに作品をたくさんつくること」を意味しています。
反対に「寡作」は、「アーティストのつくる作品数が少なくてクオリティーも保たれている」といった意味合いを持っています。
これら二つの言葉の意味の違いから、「濫作」は「寡作」を連想させやすい反対語といえます。
「大量生産」【たいりょうせいさん】
「大量生産」は、「あるモノや商品を機械的に大量につくること」を意味しています。
それに対して「寡作」には、「一つ一つの作品を丁寧につくるが、その代わりに作成できる数が少なくなる」といった意味のニュアンスがあります。
二つの言葉の意味がまったく異なることから、「大量生産」は「寡作」の対義語として認識することができます。
「インフレ」【いんふれ】
「寡作」には、「その芸術家や作家が作品を少ししかつくらないため、供給が不足して値段(価値)が上がりやすい」といったニュアンスが含意されています。
「寡作」は「供給不足による作品の値上がり」を引き起こしやすいのです。
反対に、作品を多くつくりすぎる「多作」は「インフレ(供給過剰)による作品の値下がり」になりやすい違いがあります。
まとめ
「寡作」と反対の意味を持つ対義語は「多作」になります。
この記事では「寡作」と「多作」の意味を解説して、「寡作」を連想させる対義語(反対語)として「濫作・大量生産・インフレ」を紹介しました。
「寡作」の対義語・反対語について詳しく調べたいときは、この記事をチェックしてみてください。
