ここでは「寒さ厳しい歳末の時節柄」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「寒さ厳しい歳末の時節柄」とは?
「寒さ厳しい歳末の時節柄」は、12月の15日を過ぎた年末の時期に使われる挨拶表現です。
文章を締める文末で用いられ、そんな寒い時期なので、身体には気をつけてくださいといったような文言を続けて挨拶文を作ります。
それが文章全体の締めになり、年末の手紙やメールのやりとりでよく使われています。
個人的に用いることになる表現なので、ビジネスにはあまり向いていませんが、そちらのシーンでもその相手に個人的に使う分には問題なく、それなりのやりとりがある仲では年末に用いられることがあります。
この「寒さ厳しい歳末の時節柄」という形で定型表現になるため、無理に文言を変えるようなアレンジをする必要はありません。
「寒さ厳しい歳末の時節柄」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「寒さ厳しい歳末の時節柄」をビジネスシーンで用いる場合、個人的な手紙やメールの時とは異なり、そのシーンならではの挨拶文を作って使うことができます。
例えば、「寒さ厳しい歳末の時節柄ではありますが、ますますのご活躍をお祈りいたします」といったような用い方で、身体の心配ではなく、個人的な活躍を祈願しています。
このような使い方をする場合、特に年末の寒い時期といったタイミングはあまり関係なく、どんな時期、季節などであっても使うことができるニュアンスです。
一方、個人的な使い方で相手の身体を気遣う文言を続けるといった用い方は暑い、寒いという季節に限られるもので、この表現はそれに年末というキーワードがおまけについているという考え方でいいでしょう。
「寒さ厳しい歳末の時節柄」を使った例文
・『寒さ厳しい歳末の時節柄、どうぞお身体にはお気をつけて過ごされてください』
・『寒さ厳しい歳末の時節柄ですが、○○様のご健闘をお祈りしております』
「寒さ厳しい歳末の時節柄」の類語や言い替え
・『歳末の何かと忙しい時節柄』
「寒さ」という言葉を使わず、その代わりに「忙しい」と使っており、年末のそのような中ですがという意味になります。
こちらにするとビジネス向けになりますが、「歳末の何かと忙しい時節柄、お身体にはお気をつけください」のように個人的に使うこともできます。
まとめ
「寒さ厳しい歳末の時節柄」は、年末の時期に用いられる挨拶表現になります。
12月の15日過ぎから文末の挨拶で用いることができ、主に寒さとかけて相手の身体を心配する文言を続ける使い方になりますが、ビジネスシーンで年末の忙しさにかけた挨拶文を作ることもできます。