「嬉しい限りです」と「嬉しいです」の違いとは?使い方や例文など分かりやすく解釈

「嬉しい限りです」と「嬉しいです」の違いとは? 言葉の違い【2語】

「嬉しい限りです」「嬉しいです」の違いについて解説をします。

「嬉しい限りです」とは?

「嬉しい限りです」は、敬語の表現の一つで、対象に対してこの上なく嬉しいさまを表現しています。

ただ、うれしいという言葉自体は別になんでもなく、その様子を指す言葉なので、嬉しいという感情表現も丁寧に言い表すのであれば、幸いという言い方が望ましいでしょう。

この言葉が、敬語である所以は、「です」という部分にあり、この部分が一応相手を敬う言葉として機能しているが故、嬉しいという感情表現を示す言葉が敬語になっているにすぎません。

「嬉しい限りです」の使い方

「嬉しい限りです」は、相手側にこちらの嬉しいという感情を伝えるために使用するのが望ましいです。

ただ、この言葉、あくまで感情論で相手に嬉しい様子を察してもらうために使用するので、公式な文章で嬉しいことであると述べる場合、幸いという言葉で表現をしたほうが私的な言葉だという意見になりません。

「嬉しいです」とは?

「嬉しいです」は一応敬語ですが、単なる感情をストレートに表現しただけの言葉です。

なので、目上の方に使用した場合、嬉しいということだけを伝えたようなものになります。

この言葉は、「です」という言葉を取り去ると本来の意味のみが残るので、敬語である「です」を取れば、嬉しいという言葉だけしか残らないので意味については嬉しい、ただそれだけです。

「嬉しいです」の使い方

「嬉しいです」はとりあえず、上司や部下に対して嬉しいということだけを伝える場合に使用します。

ですが、もっと良い方法であれば、「嬉しく思います」という言葉のほうが、嬉しいという感情を一応謙譲語にしているため相手に対してへりくだりではありますが、謙虚な姿勢で嬉しさを表現しているとします。

「嬉しい限りです」と「嬉しいです」の違い

両者の違いは、嬉しい限りという言葉を前面に押し出すか、嬉しいとだけ言うかです。

というのも、両者は、一応敬語ですが、「です」という言葉を取り去れば本来の意味になるので、嬉しい限りと嬉しいという表現の2者になるだけで違いは、限りがあるか否かで意味については限りがある場合は、嬉しいという感情の一点張りであると言い切れ、「嬉しいです」については単なる感想だと言い切れます。

まとめ

「嬉しい限りです」は、ビジネスでは、限りという言葉があるが故、嬉しいということの一点張りであると解釈されるのでまだビジネスで使用可能です。

しかし相手のほうが上である場合、自分を下にして物を述べるのであれば、「嬉しく」という表現に変化させるなどの柔軟性が問われるので、嬉しいという言葉を謙譲語などに変化させるのは実はとても難しいことになります。

なので、ビジネスでは、「嬉しい限りです」は嬉しいことの一点張りだということを述べるために使用でき、「嬉しいです」は単なる、嬉しいという感情を素直に述べただけだと解釈するとよく、望ましいのは、「嬉しい限りです」を使用するのが望ましいでしょう。

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