「大同小異」と「同工異曲」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「大同小異」と「同工異曲」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「大同小異」「同工異曲」の違いを分かりやすく説明していきます。

「大同小異」とは?

大同小異とは、細かいところに違いはあるけれど大差がないことをいいます。

大同小異の「大同」はだいたい同じであることを表していて、「小異」もごくわずかな違いを表しています。

大同小異はほぼ同じであることを表す四字熟語です。

「同工異曲」とは?

同工異曲とは、見かけは異なっていても中身は似たり寄ったりであることをいいます。

同工異曲の「同工」は作り方が同じであることを表していて、「異曲」はでき上った完成品が同じであることを表しています。

中国の詩人として知られる韓愈が書いた進学解が語源とされ、元々は音楽や詩作で技量は同じでも趣が異なることを意味していました。

同工異曲は、外見が違っても中身は同じことを表す四字熟語です。

同工と異曲を入れ替えた異曲同工という四字熟語もありますが、同工異曲と同じ意味になります。

「大同小異」と「同工異曲」の違い

大同小異は細かいところは違っていても大体同じであることをいい、同工異曲は見かけは違っていても中身は似たり寄ったりであることをいいます。

大同小異の場合には見かけも差がほとんどありませんが、同工異曲は見かけには違いがあります。

「大同小異」の例文

・『政治家のマニュフェストは大同小異で、誰が当選したとしても大きく変わるとは思えない』
・『従来の製品と今回発売された製品の性能は大同小異なので、それなら値段が安い方を選びたい』

「同工異曲」の例文

・『提案された企画は同工異曲なものだったが、私はもっと斬新なアイディアを求めている』
・『従来のものと同工異曲のアニメなので、目新しさには欠けると思う』

まとめ

大同小異は細かいところに違いはあっても大体同じであることを表す四字熟語で、同工異曲は見かけは違っていても中身は似たり寄ったりなことを表す四字熟語です。

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