この記事では、「大事をとる」の意味を分かりやすく説明していきます。
「大事をとる」とは?意味
よく考えずに行動するようなことをしない、用心して自分の健康を大切にする、という意味です。
「大事」には重大な事柄という意味があり、「取る」には解釈する、判断するという意味があります。
重大な事柄は軽々しく扱うことはできません。
よく考えずに行動するようなことはしないのです。
自分の健康が大事なら、自分の体を大切に扱うことでしょう。
用心して自分の健康を大切にするのです。
「大事をとる」の概要
自分の健康を大切にしたいという人なら、この行動をとっていることでしょう。
風邪をひいてしまったとします。
高熱がでて仕事ができる状態ではないので仕事を休みました。
しばらく休み、薬を飲んでいたら、熱は下がって体を動かせるようになりました。
しかし、数日休んでいた状態であったし、風邪から復帰したばかりなので、いきなり仕事をし始めると体調を崩す心配があります。
もしものことを考えて、熱が下がって動ける状態になっても1日休むことにしました。
これは健康に気を遣って休んでいます。
このことを「大事をとる」といいます。
今度はプロ野球の投手のことで説明します。
プロ野球では1試合あたり1人の投手が何球も投げ、100球近くなることもあるといわれています。
時速100km以上のスピードのある球を何度も投げていれば、肩に負担がかかります。
ある投手は試合開始からずっと投球し続けており、さすがに疲れて様子をみせるようになりました。
しかし、本人はまだまだ大丈夫だといいます。
そうはいっても、監督としては心配です。
無理をして肩を壊して欲しくはないです。
そこで、投手をベンチに返すことにしました。
この行為は投手の体のことを大切にするために行われたものです。
これを「大事をとる」といいます。
「大事をとる」の言葉の使い方や使われ方
ケガや病気をしたときに、この言葉が使われることが多いです。
ケガをして休んだら回復したけど、いちおうまだ休んでおく。
病気から回復したけれど、健康に注意をして激しい運動などはしない、仕事は休む。
こういったことに使われています。
軽々しいこと、乱暴なこと、体を大切にしないことには使用しません。
「大事をとる」の類語や言いかえ
「健康に注意する」「自重」が似たような意味の言葉です。
健康に注意している人は無理をしないことでしょう。
病気などから回復しても、無理せずしばらくは休むこともあると思います。
体の状態を気にして体を大切にしているのです。
このことを「健康に注意する」といいます。
「自重」とは自分の体の状態に注意をして大切にすることです。
まとめ
ケガや病気から回復しても、まだ安心できない状態です。
無理をすれば、また体調を崩す心配があります。
そんなときには、仕事や学校などを休むことがあります。
健康に気を遣って体を大切にしているのです。
そのことを意味する言葉です。