「名を成す」はどんな様子を表す慣用句なのでしょうか。
今回は、「名を成す」の意味について解説します。
「名を成す」とは?意味
「名を成す」とは、「世間に名前が知られるような立派な人物になること」を意味する慣用句です。
「名を成す」の概要
「名を成す」の「成す」は物事を作り上げたり形にしたりすることを意味します。
「名を成す」の「名」は個人を識別する名前のことではなく「世間に知れ渡る知名度」という意味で使われています。
「名を成す」という言葉が表しているのは「世間に広く知られるほどの知名度を実現すること」です。
一般的には良い意味で使われる言葉であり世間に名前が知られる理由も好ましいもの、つまり悪いことで名前が知られるのではなく業績を上げたり人々が話題にするような行為をしたりなど「人として立派な行動をした結果名前が知られるようになるさま」を表しています。
「名を成す」の言葉の使い方や使われ方
『柳生新陰流の開祖として名を成す』
『最年少で優勝し世間に名を成す』
まとめ
「名を成す」はやや古めかしい言い回しですが今でも使われている表現です。
ただ名前が知られるだけではなく成功者として世の中に認められるという意味合いが含まれており悪目立ちするような名前の知られ方には使わないので注意してください。