「叙情」という言葉の対義語を取り上げて詳しく説明していきます。
さらに「叙情」を連想することになる対義語(反対語)について紹介します。
「叙情」の対義語
「叙情」(じょじょう)の対義語は「叙事」(じょじ)です。
「叙情」という言葉は「自分の主観的な感情・心理を表現する」を意味しています。
「叙情」には「客観的な理屈ではなくて主観的な自分の気持ちを優先して表す」といった意味のニュアンスがあります。
「叙情」とは反対の意味を持っている対義語が「叙事」になります。
「叙事」という言葉は、「主観的心情をできるだけ交えずに事実をそのまま表現する」を意味しています。
「叙事」というのは、「主観的な心理よりも客観的な事実の記録・描写を優先して表す」を示唆する言葉なのです。
「叙情」を連想する対義語(反対語)
「叙情」という言葉を連想することになる対義語・反対語には以下のようなものがあります。
「論述」【ろんじゅつ】
「論述」という言葉は、「自分の考えや理論を論理的に述べること」を意味しています。
「論述」には、「主観的な感情よりも論理的な筋道を重視して語ったり書いたりする」のニュアンスが備わっています。
「論述」は、「自分の感情を表す」を示す「叙情」をイメージさせる対義語になります。
「叙景」【じょけい】
「叙景」というのは、「目に見える風景について表現すること」を示している言葉になります。
「叙景」という言葉には、「叙情」とも「叙事」とも異なり「風景について文章で記述する」といった意味のニュアンスがあります。
「叙景」というのは、「主観的な気持ちを述べる」を意味する「叙情」を連想させる反対語の一つなのです。
「ファクト」
「ファクト」という言葉は、英語で「事実」を意味しています。
「ファクト」には、「主観の気持ちや気分によって変わることのない客観の事実」といったニュアンスが備わっています。
「叙情」というのは、「ファクトがどうであれ、自分の気持ちについて表すこと」の意味を持つ言葉です。
それぞれの意味の違いから、「ファクト」は「叙情」とは異なる意味を持つ対義語といえます。
まとめ
「叙情」と反対の意味を持つ対義語は「叙事」になります。
この記事では「叙情」と「叙事」の意味を解説して、「叙情」を連想させる対義語(反対語)として「論述・叙景・ファクト」を紹介しました。
「叙情」の対義語・反対語について詳しく調べたいときは、この記事を参考にしてください。