受け取りがまだである場合、それとなく伝えたい時があります。
「受領しておりません」の適切な使い方を見ていきましょう。
「受領しておりません」とは?
受領はお金の受け取り、書類の受け取りを示しています。
この場合は「おりません」と否定の表現が用いられているので、お金や金銭にまつわる用紙、商品を受け取っていないことを表現しています。
相手に督促したい時の表現といえるでしょう。
「受領しておりません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
お願いしていた物品が、届いていない場合のフレーズです。
この場合は否定の表現がふくまれているので「受け取っていません」という思いをあらわしています。
「届いていません」や「手にしていません」とストレートに伝えるとビジネスでは角が立ってしまうので、わざと固い表現を用いて丁寧さをあらわしています。
ただこの表現のみだと文の冷たさが強調されてしまい、とんがり過ぎた文章に見えてしまいます。
「行き違いでしたら申し訳ございませんが」や「お忙しいところお手数をおかけしますが」など、相手の立場を思いやる文を加えて、丁寧な文に仕上げていきましょう。
「受領しておりません」を使った例文
・『誠に申し訳ございませんが、請求書を受領しておりません』
・『行き違いの可能性もございますが、まだ受領しておりません』
「受領しておりません」の類語や言い替え
同じような言い方に「届いておりません」も挙げられます。
「到着していません」をフォーマルに直した言い方で「午前の時点で〇〇が届いておりません」と引用できます。
また言い替えの表現に「確認できておりません」があります。
「着いていません」よりオブラートに包んだ言い方になっているので、ソフトに催促できます。
「大変申し訳ございませんが、大阪支店着の荷物が午前の時点で確認できておりません」と用いていきます。
急ぎの場合は「お手数ですが、大至急ご確認をお願いいたします」と添えて、適切に指示を出していきましょう。
まとめ
「届いておりません」の使い方を見てきました。
上手な言い回しを知っておくと、敬語力が上がります。
感じのいい表現を知って、敬語の達人を目指してください。