何気なく使っている言葉を、社会人風に整えたいことがあります。
「取りやめる」のさらに丁寧な言い方と、大人っぽい言い回しを覚えていきましょう。
「取りやめる」の敬語での表現
オフィスシーンの「取りやめる」とは、進んでいた計画をやめることをいいます。
簡単に直すなら、キャンセルをあらわします。
「取りやめます」と伝えることもできますが、あまりにストレートすぎてしまい、傍若無人に聞こえることも。
穏便な言い方に直したいのなら「誠に申し訳ありませんが、辞退させていただきます」や「社内の都合により、この度は見送りとさせていただきます」そして「誠に心苦しいのですが、今回は見送らせていただきます」と用いていきます。
「取りやめます」ときっぱり言い切るよりも、まろやかに伝えられるでしょう。
「取りやめる」を敬語で言い換えた場合の使用例
例えば予算的にむずかしく、営業の提案を断りたい場合は「社内の折り合いがつかないため、誠に勝手ながら今回は見送らせていただきます」とお伝えします。
「折り合いがつかない」や「社内の都合により」などを入れることによって、計画中止をまろやかに伝えることができます。
角の立たない言い方になるでしょう。
このほか親しい取引先の方にネガティブな文を送る場合は「いつもお世話になっております。
誠に申し訳ありませんが、社内で調整した結果、今回は見送りとさせていただきます。
またお願いする機会がございましたら、その節はよろしくお願いいたします」とお伝えします。
「取りやめる」の尊敬語
親しい関係者の方の依頼を取りやめる時は「このようなことを申し上げるのは恐縮ですが」とひと言添えてから、こちらの事情をお話します。
手の内を明かすことによって、先方も納得する文になるでしょう。
「取りやめる」の謙遜語
控えめな表現にしたい時は「ありがとうございます。
お願いさせていただく場合は、改めてこちらからご連絡させていただきます」とお答えします。
まとめ
「取りやめる」のさらに丁寧な表現について学びました。
色々なフレーズを知っていると、大人っぽい対応が取れるようになります。
明るい言葉を取り入れて、仕事力を上げていきましょう。