この記事では、「単独世帯」と「核家族」の違いについて紹介します。
単独世帯とは?
単独世帯とは世帯構造を分類する用語で、世帯員が一人だけの世帯のことをいいます。
そもそも世帯は、一つの家族として独立して生活を営んでいる人の集まりのことです。
住まいが同じで生計を共にしている集団を一つの単位として考えます。
ルームシェアや2世帯住宅など同じ住居に住んでいても生計が別の場合には、別の世帯として扱われます。
単独世帯は単身で暮らす世帯のことで、単身世帯やシングル世帯と呼ばれることもあります。
日本では少子化や未婚化、核家族化などの影響もあり、単独世帯は増加しています。
今後も増え続けることが予想されています。
核家族とは?
核家族とは、夫婦や親子だけで構成する家族の形態のことをいいます。
夫婦のみの場合もありますし、夫婦とその子どもといった家族もあります。
また、シングルマザーやシングルファーザー等ひとり親とその子どもといった世帯も核家族に含まれています。
アメリカの人類学者として知られるジョージ・マードックが名付けた「nuclear family」を日本語に訳した言葉になります。
ジョージ・マードックによると大家族も核家族の集合体なので、核家族は全ての家族の基礎となるという考えから「nuclear (普遍的な)」と名付けたといわれています。
単独世帯と核家族の違い
単独世帯は1人だけの世帯で、核家族は夫婦のみの世帯や夫婦とその子ども、ひとり親とその子どもの世帯のことを指しています。
そのため家族を構成する人数に違いがあります。
単独世帯は1人ですが、核家族は2人以上になります。
また、核家族世帯は全体の半数以上を占めており、単独世帯は3割近くを占めています。
今後は、単独世帯の増加が予想されます。
まとめ
単独世帯は1人だけの世帯で、核家族は夫婦のみや夫婦とその子ども、ひとり親とその子どもの世帯です。