この記事では、「協働」と「連携」の違いを分かりやすく説明していきます。
「協働」とは?
「協働」とは、「きょうどう」と読みます。
同じ目的の為に、協力して働くことを言います。
また「相互作用」という言葉と同じ意味も持っています。
これは物、現象がお互いに作用し合い、影響を及ぼし合うことという意味になります。
「協働」という言葉が会話や文章に出てきた時は前者の意味か、後者の意味か、前後にある言葉から判断するようにしましょう。
「今まで協働してきたのに、裏切られた」
「彼と協働すれば、今よりもっと成果が上がることだろう」などと、使います。
「連携」とは?
「連携」とは「れんけい」と読みます。
これは「連絡提携」という意味で使われる言葉です。
連絡をこまめに取り合い、ある一つの目的の為に、一緒に行動をしていく、物事にあたることを言います。
「どうも彼らは連携が上手くいっていないらしい」「一般人とテレビ局の連携プレーで見事詐欺犯人の証拠を撮った」「親と教師の連携をもっと重視していく」などと、使います。
「協働」と「連携」の違い!
「協働」と「連携」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は似たような印象を持っていますが、意味が違います。
状況によってふさわしい方を選ぶようにしましょう。
まず「協働」ですが、これは同じ目的の為に協力をして働くという意味になります。
つまり一緒に働いていても、それぞれの目的が違うならばそれは「協働」ではありません。
一方の「連携」は、連絡と提携という二つの言葉が入っていると覚えておきましょう。
相手と連絡を密にして、一つの目的の為に一緒にあたるといったことを言います。
「連携」は連絡をこまめに取り合い行動を共にしているという意味ではありません。
「一つの目的の為に、一緒に」という時に使います。
簡単にまとめますと「協働は、同じ目的の為に協力して働く」「連携は、連絡提携のことで、一つの目的の為に連絡を密にして一緒に行動をする」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「協働」と「連携」二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの言葉の意味を理解して、混同しないように使い分けていきましょう。