「募る」と「公募」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「募る」と「公募」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「募る」「公募」の違いを分かりやすく説明していきます。

「募る」とは?

広く呼びかけて人や物を集めることを意味します。

例えば、「寄付を募る」「参加者を募る」などのように使います。

この場合、「募る」は動詞として使われますが、名詞としても使えます。

例えば、「思いの募る」「感情の募る」などのように使います。

この場合、「募る」「強くなる」「高まる」という意味になります。

このように、「募る」は、集めるという意味と高まるという意味の二つの用法があります。

「公募」とは?

条件に該当する人は誰でも希望できる事柄を、特に公にして集めることを意味します。

例えば、「公募推薦」「公募作品」「公募増資」などのように使います。

この場合、「公募」は名詞として使われますが、動詞としても使えます。

例えば、「作品を公募する」「候補者を公募する」などのように使います。

この場合、「公募する」「公にして募る」という意味になります。

このように、「公募」は、公にして集めるという意味の用法があります。

「募る」と「公募」の違い

「募る」「公募」の違いを、分かりやすく解説します。

「募る」は、広く呼びかけて集めるという意味と高まるという意味の二つの用法があり、特に条件を付けない場合に使われます。

また、一般的な場面で使われることがほとんどだと考えられます。

その一方で、「公募」は、公にして集めるという意味の用法があり、条件を公表する場合に使われ、公式な場面で使うことがほとんとだと考えられます。

「募る」の例文

・『新型コロナウイルスの感染拡大により、医療従事者の不足が募る』
・『この小説は、主人公の復讐心が次第に募る展開になっている』

「公募」の例文

・『この美術館は、公募で集めた作品を展示している』
・『このコンテストは、一般から公募された作品を審査する』

まとめ

「募る」「公募」は、どちらも何かを集めるという意味がありますが、使い方やニュアンスが異なります。

「募る」は、感情や気持ちが強くなるときや、人や物を広く集めるときに使います。

その一方で、「公募」は、一般から人や物を集めるときに使いますが、特に条件や規定がある場合や、公式な場面で使われることが多いと考えられます。

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