「助けて」という花言葉の花は、辛い時や苦しい時、援助を求めるメッセージになります。
本当に独りではどうしようもない困難な状態の時もあれば、「恋人にもう少し気に掛けて欲しい」という、甘えるニュアンスの時もあるでしょう。
どれぐらい、何について助けて欲しいのか、伝わり易いように花を選び、時に組み合わせる事も必要です。
「助けて」の花言葉を持つ花
「助けて」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「チグリジア(虎斑百合)」
アヤメ科トラユリ属の多年草です。
花弁3枚で、中央にトラというよりも、ヒョウのような斑があり、花色は白から赤、赤から黄色です。
真っ直ぐ立ち、美しい花を咲かせアピールする様子から、「私を愛して」という花言葉がありますが、同時に「私を助けて」という「助けて」とほぼ意味が同じ花言葉も付きます。
「トラに襲われる」という意味でも良いでしょう。
他に「鮮やかな場面」「誇らしく思う」と、花の美しさとトラのイメージの花言葉が付いています。
他の花言葉と合わせて、恋人にもっと見て欲しいという意味の「助けて」になります。
「助けて」と似た意味の花言葉を持つ花
「助けて」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「ハス(蓮)」
ハス科ハス属の総称です。
花色は白、ピンク、黄色で、水面に突き出た花茎に大きな花を咲かせます。
種としては「レンコン」と同じですが、鑑賞用品種と野菜用品種で育ち方は若干差が出ます。
泥の中から出て美しい花を咲かせるところから、「スイレン」と並び仏教の聖花「蓮華」とされており、「救って下さい」という「助けて」と大変近い花言葉が付いています。
他の花言葉は「清らかな心」「神聖」「離れ行く愛」「雄弁」「休養」「沈着」なので、恋人にかまって欲しい時から、激務で辛い時、人生に悩んでいる時など、幅広いメッセージになります。
「アネモネ」
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。
カップ型で、花色は白から赤、青、複色もあります。
こちらには「見放された」という、助けて欲しい気持ちを主張する花言葉が付きます。
由来は古代ギリシャ神話にあります。
美青年「アドニス」を、愛と美の女神「アフロディーテ」と冥府の女神「ペルセポネ」が愛しましたが、アドニスが選んだのはアフロディーテでした。
怒ったペルセポネが謀ってアドニスを死なせ、その血から生まれたのが「アネモネ」である、というものです。
花言葉は運命に見放されたアドニスを表します。
他の花言葉は「儚い恋」「消えた希望」「無邪気」「期待」「恋の苦しみ」など、相反するものが付くため、贈る時はカードなどで意図を明らかにしましょう。
「ミムラス」
ハエドクソウ科エゾホオズキ属の一年草です。
花は漏斗型で、花色は白から赤、複色です。
こちらの花言葉は「援助の申し出」という、助ける側の花言葉が付きます。
精油を作る時に大きな援助があった事が由来で、経済的な援助を申し出たり求めたりする時には合うでしょう。
「援助」の意味の花は複数あり「ハートカズラ」に「助け合う」「協力」、「カルセオラリア」に「私の財産を捧げる」「援助」、「アルストロメリア(百合水仙)」に「援助」といった花言葉があります。
まとめ
「助けて」という花言葉を持つ花は「チグリジア」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「ハス」「アネモネ」「ミムラス」「ハートカズラ」「カルセオラリア」「アルストロメリア」など多数です。
意味や程度に幅があるため、花は良く選び、他と組み合わせたり言葉を補うなど、誤解のないように贈りましょう。