ここでは「力を注ぐ」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「力を注ぐ」とは?
「力を注ぐ」は、その分野、部分といった特定の内容に対して力を入れるという意味になります。
「これからは地球環境を考えて、その手の分野に力を注ぐつもりです」のような用い方になり、この使い方では、今後は地球環境を考えた分野に力を入れていくと言っていることになります。
「そこだけに力を注ぐと、他の部分が疎かにならないか心配だ」のように、ある特定の部分だけに力を入れてしまったためにそういったことにならないかといった使い方をすることもでき、いずれの用い方でも意味としては一緒です。
「力を注ぐ」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この「力を注ぐ」は、先のような、これからそれをするつもりだ、それによってこうなるかも知れないといった使い方以外に、「今の状況では、そのために力を注ぐことは難しいかも知れない」といったようにも用いられます。
少し形を変えて、「これからは○○に力を注ぎたいと思います」、「○○には特に力を注がないといけないと考えています」などといった使い方をしてもよく、このように用いた場合も意味としては同様です。
また、「とても力を注いでいるとは思えない」などと、誰かの様子をそう表すために用いるようなこともあります。
「力を注ぐ」を使った例文
・『今年から本格的に受験勉強に力を注ぐと言っていた』
・『ようやく取り掛かっていた仕事が終わったので、次の○○に力を注ぐことができる』
「力を注ぐ」の類語や言い替え
・『注力する』
この「注力する」としても同じ意味になり、「これからは○○に注力するつもりです」といったように言い替えに用いられています。
「注力しようと思う」、「注力しないといけない」などと語尾を変えることができる点も同様で、少し堅くなった形だと考えていいでしょう。
そのため、文章で使う時にはこちらが選ばれることも多いです。
まとめ
「力を注ぐ」は、何かの分野やその部分に関して力を入れるという使い方になる表現です。
どのような理由からそうする、そうしたいと思っているなどと用いられ、それは難しいのように使ったり、自分以外の誰かがその様子だなどという使い方をしても構いません。