「割合」と「比率」の違いとは?分かりやすく解釈

「割合」と「比率」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「割合」「比率」の違いを分かりやすく説明していきます。

「割合」とは?

「割合(わりあい)」とは、「ある物事・数量が全体に対して占めている率」のことを意味している言葉です。

「割合」という表現を使う時には、「%(パーセンテージ)」「割(3割・5割など)」の単位で表すことが多くなっています。

例えば、「この清涼飲料水に含まれる果汁の割合は3%に過ぎません」のような例文で使うことができます。

「比率」とは?

「比率(ひりつ)」とは、「二つ以上の数(量)を比較した時の率」のことを意味している言葉です。

「比率」という表現を使う時には、「1:2、3:5」のような形で表すことが多くなっています。

例えば、「この地域の男性と女性の人口の比率は、5:4で男性がかなり多くなっているのです」といった文章で使用することができます。

「割合」と「比率」の違い!

「割合」「比率」の違いを、分かりやすく解説します。

「割合」「比率」はどちらも辞書の項目では、「割合とは比率のこと」「比率とは全体に占める割合のこと」と書かれていて基本的には同義語になっています。

しかし、実際の用法・ニュアンスでは「割合」の表現のほうが、「ある事柄が全体に対してどれくらいの率を占めているのか」を意味しているニュアンスが「比率」よりも強くなっています。

例えば、「この農村地域の高齢者の割合は55%にもなります」といった文章では、「全体に対する率」の意味なので、「比率」よりも「割合」のほうが適切であるという違いがあります。

反対に、「男子生徒と女子生徒の比率は4:3でした」という例文では、「二つの物事・数量を比較した時の率」なので、「割合」よりも「比率」のほうが自然であるという違いを指摘できます。

まとめ

「割合」「比率」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「割合」とは「あるものが全体に対して占めている率(パーセンテージ)」を意味していて、「比率」「1:5のような二つ以上の数を比べた時の率」を意味している違いがあります。

「割合」「比率」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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