人にポジティブな思いを湧き上がらせたい場合は、「前進していきましょう」が使われることがあります。
演説の中に含められやすいこの表現の使い方と、無理のない言い換えなどを考えてみましょう。
「前進していきましょう」とは?
目標に向かって前向きに対処して行こうと、相手に誘いかける意味がある丁寧な表現です。
「前進していきましょう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
大勢の観衆の前で、あるいは特定の人物と対面し、盛り上げるスピーチをしたり、励ますような場面があります。
そこで前向きになって頑張って行こうと、相手に誘いかける形で「前進していきましょう」を使うのが基本です。
とてもポジティブな言葉ですが、「しましょう」は話し手側が一方的に勧誘する表現となっています。
そのため場合によっては上から目線に捉えられることがあるので、目上に対しては言い換えが必要かも知れません。
「前進していきましょう」を使った例文
・『成功に向かって前進していきましょう』
・『失敗を恐れず一緒に前進していきましょう』
「前進していきましょう」の類語や言い替え
「(一緒に)前進できたらと思います」は、共に前に向かうことを希望する意味の、柔らかな表現です。
「前進して参りましょう」は、行くの謙譲語である「参る」を用いて、相手を敬う気持ちを込めています。
「前進いたしましょう」は、するの謙譲語の「致す」を使って、謙遜して言う形です。
「前に進みましょう」の場合は、前進を意味する「前に進む」を使って全く同じ意味となる表現です。
また前進を「邁進」や「向上」に言い換えることでも、似たような意味になるでしょう。
まとめ
相手に目標に向かってポジティブにやっていこうと誘うときの表現が、「前進していきましょう」なのでした。
ただし場合によっては一方的な勧誘となることもあるので注意が必要です。
言い換える場合は「前進できたらと思います」「前進いたしましょう」などを使ってみてください。