「削除していただけますと幸いです」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「削除していただけますと幸いです」とは? ビジネス用語

この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「削除していただけますと幸いです」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。

「削除していただけますと幸いです」とは?

「削除していただけますと幸いです」のフレーズにおける「削除」の読みは「さくじょ」で、「文章などの一部を、削り取ること」を意味する言葉です。

また、次の「いただけますと」「もらう」の謙譲語の「いただく」に丁寧語の「ます」と仮定を表す言葉の「と」が付けられた表現です。

そして、最後の「幸いです」「嬉しい」との意味の「幸い」に、丁寧語の「です」が付けられた表現です。

したがって「削除していただけますと幸いです」のフレーズは「文章などの一部を、削り取ってもらえると嬉しい」との意味の敬語表現となります。

「削除していただけますと幸いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「削除していただけますと幸いです」のフレーズは、「削除してほしい」とお願いするフレーズで、少し改まった表現で、口頭で使われることは少なく、主にメールの書き言葉で使われるフレーズです。

先に「削除」「文章などの一部を、削り取ること」だと説明した通り、このフレーズはもともとは資料等で不要な部分を削除してほしいとの意味でよく使われていました。

しかし、電子メールが普及した昨今では、それ以外に間違いメールを削除してほしいとの意味でも広く使われています。

メールの間違いとしては、メールそのものの送り先を間違える場合もあれば、メールに付けて送る添付資料を別のものに間違えるといったことが考えられます。

前者の場合は、「メールを誤送信してしまいました。

誠に恐縮ですがメールを開かずに、削除していただけますと幸いです」
と使われます。

また、後者の場合は「添付資料を間違えてしまいました。

正し資料をお届けしますので、先の添付資料は削除していただければ幸いです」
等と使われます。

「削除していただけますと幸いです」を使った例文

・『先に送付のメールに添付した資料は間違いなので、削除していただけますと幸いです』
・『〇月〇日△時発信のメールは送付間違いです。恐縮ですが、開かずに削除いただけますと幸いです』

「削除していただけますと幸いです」の類語や言い換え

「削除」の類語としては「消去」が挙げられ、このフレーズは「消去していただけますと幸いです」と言い換えることができます。

また、敬語表現の部分を少し簡略化して「削除していただければ幸いです」と言い換えることもできます。

さらに、「削除していただきますようお願いいたします」「削除していただければと存じます」等と言い換えることも可能です。

まとめ

「削除していただけますと幸いです」のフレーズは「文章などの一部を、削り取ってもらえると嬉しい」との意味の敬語表現です。

文章の一部削除の他、メールそのものやメールの添付資料の削除をお願いする場合にもよく使われるフレーズです。

タイトルとURLをコピーしました