大人になったら、適切なフレーズを学んでおきたいもの。
「到着しておりませんので」の正しい使い方を見ていきましょう。
「到着しておりませんので」とは?
「到着」とはある場所に、着くことをいいます。
この場合は否定をあらわす「しておりません」が付いているので、まだ着いていない状態を示しています。
「おりません」は「いない」の丁寧なフレーズです。
「到着しておりませんので」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
到着は人物あるいは物が、所定の場所につくことを表現しています。
例えば大物アーティストをゲストとして招いているイベントで、関係者のスタッフ同士で「まだ会場に到着しておりませんので」と使用します。
到着には飛行機や電車に乗って、こちらにやって来るというニュアンスもあるので、何らかの理由によって遅延が発生している時にも使えます。
一方で荷物や郵送物に対して「到着しておりませんので」と用いるのは、少々オーバーに聞こえます。
「届く」という表現を用いて「届いておりませんので」とする方が自然に聞こえるので、微調整をおこなっておきましょう。
何に対して使うのかによって、敬語のレベルを上げ下げしていくと、自然なやり取りに聞こえます。
失敗を繰り返しつつ、ちょうど良い「敬語のさじ加減」を学んでみてください。
「到着しておりませんので」を使った例文
・『講師の先生が到着しておりませんので、少々お待ちください』
・『本日着の荷物が届いておりませんので、ご確認ください』
「到着しておりませんので」の類語や言い替え
同じような言い方に「着いておりませんので」と「届いておりませんので」が挙げられます。
郵送物の受け取りに使える表現で「サンプル品がこちらに着いておりませんので、再発送をお願いできますか」と引用できます。
また言い替えの表現として「お見えになっていません」が挙げられます。
到着していない人物に対して使えます。
「お見えになる」だけでも立派な敬語なので「お見えになられていません」と二重敬語にしないよう注意しておきましょう。
まとめ
「到着しておりませんので」の使い方を見てきました。
正しい敬語を覚えて、ビジネスシーンに活かしてください。