区分けする時に、どのように伝えたらいいか迷うことがあります。
「分けたいと思いますが」の使い方を見ていきましょう。
「分けたいと思いますが」とは?
この場合の「分けたい」は、こちらの希望をしめしています。
ちなみに「分ける」とは大きなもの、まとまった数量のものを、細かく分類する、配分することをあらわしています。
「思いますが」は「このように考えていますが、いかがでしょうか」というニュアンスが含まれています。
「分けたいと思いますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
言いたいことは伝わるものの、少し手直ししたい文になっています。
「分けたい」と「思います」が混在しているので、受け取り手を混乱させてしまう恐れがあるからです。
「分けたい」を「細分化」や「分類」「グループ分け」など他の言い回しに整えて「思います」を「考えています」や「予定です」にするとビジネスらしい言い方に。
例えば「グループ分けを考えております」とすると、落ちついた言い方になります。
小学生らしい表現を卒業すると、一人前のビジネスマンとして扱ってもらえます。
大人びた表現もいくつか覚えておき、適材適所の使い道を心がけていきましょう。
「分けたいと思いますが」を使った例文
・『サンプル品を、皆さまに分けたいと思いますが』
・『細分化を考えておりますが、ご意見をお聞かせください』
「分けたいと思いますが」の類語や言い替え
似ている言い方に「お配りしたいのですが」も挙げられます。
旅や研修、出張のお土産を、社内の方に配りたい時に使えます。
「分ける」の事務的な印象が消えるので、フレンドリーなやり取りをしたい時に取り入れてみましょう。
「九州のお土産をお配りしたいのですが」と、周囲の方にひと声かける時に用いてみてください。
また言い替えの表現に「細分化を考えております」や「手分けしておこなう予定です」があります。
「ご意向をお聞かせください」や「ご意見を頂戴できれば幸いです」を付け加えて、一方通行のやり取りにならないよう注意しておきましょう。
まとめ
「分けたいと思いますが」の使い方を学びました。
適切な表現を取り入れて、明るいコミュニケーションに役立てていきましょう。