ビジネスシーンにおいて、「分かり次第」という言葉が使われる時があります。
果たしてこの言葉にはどのような意味があり、どのような時に使うと良いのでしょうか。
この記事では、「分かり次第」について紹介していきたいと思います。
「分かり次第」とは?
「分かり次第」とは、「分かるの連用形」である「分かり」と、「次第」という単語が組み合わさった言葉です。
「分かる」とは、「明らかになること、判明すること」という意味です。
そして、「次第」とは、名詞的な使い方と接尾語的な使い方がありますが、今回ご紹介する内容では接尾語的な使い方をします。
接尾語的な使い方としては、動詞の連用形や名詞の後ろにくっ付いて、「○○したらすぐに」という意味合いとして使われます。
ですので、「分かり次第」は、「分かったらすぐに」という意味になります。
「分かり次第」のビジネスでの使い方や使われ方、使う時の注意点
「次第」には、名詞的な使い方と接尾語的な使い方の違いによる意味の違いもありますが、接尾語的な使い方の中でも、前に付く言葉によって意味合いが変化してしまうので注意が必要です。
接尾語的な使い方では、「その物事によってどうにでも決まる」という意味と、「○○したらすぐに」という意味があります。
例えば、「あなたの考え次第」といった場合、「あなたの考えによってどうにでも決まる」という意味合いになり、「分かり次第」で使われている「次第」とは違った意味となるのです。
「分かり次第」を使った例文
・『詳細が分かり次第連絡します』
・『納期が分かり次第連絡します』
・『担当者が分かり次第連絡します』
「分かり次第」の類語や敬語での言いかえ
さて、「分かり次第」の言い換えについて見ていきましょう。
「分かり次第」の類似表現
「分かり次第」の類似表現としては、「分かったらすぐに」、「判明次第」という言い換えができます。
「分かり次第」の敬語表現
「分かり次第」は、後ろに続く言葉によって敬語表現にすることができます。
例えば、上の例文の一番目を敬語表現にしたい場合、「詳細が分かり次第連絡させていただきます」となります。
「分かり次第」の英語表現
「分かり次第」の英語表現としては、“as soon as”というものがあります。
まとめ
ここまで、「分かり次第」について説明してきましたが、ご理解いただけましたでしょうか。
この記事の内容が、皆さんのビジネスシーンのお役に立てるなら幸いです。