本記事では、「先輩」の言い換え語を解説します。
「先輩」とは?どんな言葉
自分より先に学問を学んでいたり、地位や年齢が上の人、あるいは学校や会社などの場所で先に入っていた人のことを表します。
また「先輩!」とそうした人を呼び表す際にも使われる言葉です。
「先輩」の言い換えのお勧め
ここでは「先輩」の言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「先達(せんだつ)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
先達とは、自分よりも前にその道で成熟することや、そのような人を表す言葉です。
「社会は先達が作り上げたものだ」などと用いることができます。
先輩よりも先達のほうが、学問や技術の面で優れている意味合いが大きくなります。
「先覚」
◆ 使い方やニュアンスの違い
先覚とは、人よりも前に正しい論理を得た人、また学問などの優れている先輩を意味しています。
「これは先覚が残した偉業である」のように使うことができるでしょう。
先輩よりもうやうやしい印象の表現になります。
「先駆者」
◆ 使い方やニュアンスの違い
先駆者とは、人々に先だちある物事を実行した人のことです。
「この場におられる先駆者の皆様」といった形で使われます。
先輩と似ていますが、年齢的なニュアンスは存在しません。
「先輩」の類語や類義語・英語での言い換え
ここでは「先輩」の類語や類義語のお勧めを詳しく紹介します。
「Senior(シニア)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
Seniorとは、年上や先輩などの意味をもつ英単語です。
日本語でも「この度はシニアの皆様にお集まりいただき」などと言われることがあるでしょう。
しかし英語圏には「先輩」と呼び表す風習が存在せず、能力的なことは無関係という意味で、日本語とはニュアンスが異なります。
「年長」
◆ 使い方やニュアンスの違い
年長とは、年齢的に上であることや、歳を重ねた人のことです。
「いつの間にか年長になってしまいました」のように言い表せますが、先輩とは違って年齢以外の要素は関係ありません。
「古参」
◆ 使い方やニュアンスの違い
古参とは、古くより参上している意味で、以前からその地位にいることやそういった人を表す言葉です。
「もう周囲には古参の者も少なくなった」などの形で言い表すことができます。
古参についても学問や技術的なことは無関係です。
まとめ
先輩には目上の存在的な意味があり、言い換え語には先達や先覚者などを選ぶことができるのでした。
しかし年長など年齢だけに言うものがあったりするので、注意が必要です。