ここでは「併せてお礼申し上げます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「併せてお礼申し上げます」とは?
「併せてお礼申し上げます」は、まずお礼を言うべきことがあり、その後に併せてこれについてもという意味で用います。
例を挙げると、「この度はご来社ありがとうございました。
ご提案書をいただきました件についても併せてお礼申し上げます」のような使い方になり、それだけでなく、これにについてもお礼を伝えますといった用い方をする表現です。
少し時系列に違いがある2つの事柄に対して使っても構わず、その場合には直近の事柄からお礼を言うという順番で用いることが多いです。
「併せてお礼申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「併せてお礼申し上げます」は、2つの事柄のお礼を同時に伝える場合に使う表現になります。
先の時系列が違うそれらの事柄を対象にする場合、「この度はご来社ありがとうございました。
先日のご提案書の件につきましても、併せてお礼申し上げます」といったような用い方になります。
文章で使われる表現になるため、「併せて」を「合わせて」と間違えて使ってしまうことがありますが、そちらの「合わせて」は“いくつかを一緒にする”という意味になり、「併せて」の“同時に”といった解釈とは少し異なるので、誤りになるため注意してください。
「併せてお礼申し上げます」を使った例文
・『このような物を結構なものをいただきまして、ありがとうございます。先日のおもてなしにつきましても併せてお礼申し上げます』
・『本日はお招きいただき、感謝しております。お食事もいただきまして、併せてお礼申し上げます』
「併せてお礼申し上げます」の類語や言い替え
・『重ねてお礼申し上げます』
見た目から、同様の使い方ができそうな表現ですが、こちらは深いお礼を伝えるために用います。
そのため、「この度のこと、重ねてお礼申し上げます」などと使われており、ここでの「重ねて」は事柄をそうするという意味ではなく、お礼をする際の姿勢として、膝をついてそれに手を重ねる様子からきているため、そのような用い方になっています。
まとめ
「併せてお礼申し上げます」は、何かのお礼と同時に、これについてのお礼も伝えておきたいという使い方をする表現です。
少し前のことと共に今回のことについてと用いても構わず、その時には近い方のお礼から順に使うのが一般的です。