この記事では、「何度」と「何回」の違いを分かりやすく説明していきます。
「何度」とは?
ある物事のはじめと終わりが明確に分からないときに「何度」と表します。
ある程度の回数が繰り返されて行われているという意味もあります。
何回行われたのか分からない数を数えられないほど繰り返されているときに用いられる言葉です。
「何度」の使い方
手順などがはっきりと分からないものに対して「何度」という言葉を使います。
繰り返されることが期待されないときの数え方としても使われています。
また、回数を数えにくい抽象的なものの回数として使われることも多いようです。
ビジネスシーンなど少し改まった場面や固い表現をしたいときには「何度」を使用した方が良いとされています。
「何回」とは?
ある物事のはじめから終わりがしっかりと明確に分かるときに「何回」と表します。
比較的簡単に回数が数えられるときに使われる言葉です。
「何回」は、日常生活などで数を数えるときに良く使われている一般的な表現になります。
「何回」の使い方
はっきりと手順が決まっているときに「何回」という言葉を使います。
ある程度の回数が繰り返されることが予想されるときの数え方として使われています。
「何度」と「何回」の違い
ある物事の回数や繰り返している事という意味では同じように使われる言葉です。
「何度」は、ある物事のはじめと終わりが明確に分からないときに使われます。
「何回」は、ある物事のはじめから終わりがしっかりと明確に分かるときに使います。
どちらを使用しても通じないということはないが、しっかりとした意味や使い方には違いがありますのでそれぞれの場面に合わせて使い分ける必要があります。
「何度」の例文
・『成功するまで諦めずに何度でも挑戦するつもりだ。』
・『何度も同じ失敗をしてしまい、申し訳ございません。』
・『何度挑戦しても上達することができず悔しい思いをしている。』
・『何度も何度も失敗を繰り返して成功するのだ。』
「何回」の例文
・『私は、好きな映画を何回も繰り返し観ている。』
・『あそこの動物園には、何回も行ったことがある。』
・『難しい技に挑戦したくて何回か試してみたが、うまくいかないようだ。』
・『あなたは海外へは何回ぐらい行ったことがありますか?』
まとめ
「何度」と「何回」は、回数を表すという意味では同じように使われている言葉です。
基本的にはどちらの言葉で表しても通じる言葉ではありますが、使用する際の意味合いは少し違います。
「何度」は、ある物事のはじめと終わりが明確に分からないときに使われます。
「何回」は、ある物事のはじめから終わりがしっかりと明確に分かるときに使います。
間違って覚えている人や意識せずに何気なく使っている人が多いかもしれませんが、しっかり意味や使い方を理解しそれぞれの状況に合わせて使い分ける必要があります。