この記事では、「体調はいかがでしょうか」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「体調はいかがでしょうか」とは?
「体調はいかがでしょうか」は、普段あまり会えない人に対して、健康を気遣う挨拶の言葉として使われます。
「体調+は+いかが+でしょうか」で成り立っている語で、「体調」は「からだの状態」という意味、「は」は接続助詞、「いかが」は「状態・意見などについてたずねる様子」という意味、「でしょうか」は丁寧語「です」の未然形「でしょ」に、推量の意味の「う」、疑問の終助詞「か」が付いた語、全体で「からだの状態はどのようだろうか」の敬語表現になります。
「体調はいかがでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「体調はいかがでしょうか」は、しばらく会っていない人への挨拶文や、ビジネス関係の人への季節の挨拶、体調が悪いと聞いた人への気遣いの言葉などに使われます。
お見舞のメッセージの場合、病気やケガなどをしてからしばらく時間が経っていて、普通ならば良くなっているタイミングで使われます。
現在まだ療養中、入院中の人に対しては、気を遣わせてしまうのであまり使わない方が良いでしょう。
また、あまり深刻な病気の人にも使わないのがマナーです。
「体調はいかがでしょうか」の正しい敬語表現
「体調はいかがでしょうか」の正しい敬語表現は以下の通りです。
『おからだの調子はいかがでしょうか』
「からだの調子」は「体調」を読み下した表現ですが、より丁寧になります。
「体調はいかがでしょうか」を使った例文
「体調はいかがでしょうか」を使った例文は以下の通りです。
『寒い季節が続いていますが、体調はいかがでしょうか』
年賀状、寒中見舞いなどの挨拶文として使われます。
『奥様がインフルエンザに罹られたとのことですが、その後体調はいかがでしょうか』
ビジネス関係の人で、家族が病気になったと聞き、しばらくしてから健康を気遣う意味で使われます。
「体調はいかがでしょうか」の類語や言い替え
「体調はいかがでしょうか」の類語や言い替えは以下の通りです。
『お元気でいらっしゃいますか』
「お元気」の「お」は尊敬語・美化語の接頭辞、「元気」は「体の調子がよく、健康であること」という意味、「いらっしゃる」は「いらせらる」が変化した言葉で、「ある」「いる」の尊敬語です。
『お加減いかがですか』
「お加減」の「お」は尊敬語・美化語の接頭辞、「加減」は「適度に調節すること」から転じて「からだの調子」という意味です。
まとめ
今回は「体調はいかがでしょうか」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
