本記事では、「伺います」の言い換え語を解説します。
「伺います」とは?どんな言葉
「伺います」(うかがいます)とは、「訪ねること・行くこと」あるいは「聞くこと・尋ねること」を示唆する謙譲語の敬語表現です。
「伺います」の同義語として、二重敬語に当たる「お伺いします・お伺いいたします・お伺いさせていただきます」などもあります。
現在では上記の二重敬語も慣習的に認められていますが、元々の敬語として正しいのは「伺います」です。
ビジネスでも使える「伺います」の言い換えのお勧め
ここでは「伺います」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「お伺いします」
◆ 使い方やニュアンスの違い
二重敬語である「お伺いします」も、慣習的に正しい敬語として認められています。
元々の正しい敬語の言い方は「伺います」ですが、二重敬語の「お伺いします・お伺いいたします」で言い換えても間違いではなく、相手に敬意を伝えられます。
「お聞きします」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「伺います」のシンプルな意味に、「聞くこと・質問すること」があります。
「伺います」のビジネスでも使用可能な言い換えとして、「お聞きします」を挙げることができます。
「伺います」よりもやや砕けた敬語のニュアンスになります。
「ご訪問させていただきます」
◆ 使い方やニュアンスの違い
ビジネスシーンでは、「相手の元を訪ねること」の敬語表現である「ご訪問させていただきます・お訪ねいたします」に言い換えることが可能です。
「参ります」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「伺います」には、「相手のいる場所にまで行きます」の意味があります。
その意味から、「行くこと・訪問すること」をへりくだっていう謙譲語の「参ります」で言い換えても同じ意味合いになります。
「伺います」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「伺います」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「訪問します」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「伺います」の謙譲語の言葉は、「行きます・訪ねます」の意味を持っています。
その意味から、「どこかを訪ねる」のカジュアルな言い換えとして「訪問します」を使うことができます。
「行きます・訪ねます・訪問します」は、カジュアルなニュアンスのある類語です。
「尋ねます」
◆ 使い方やニュアンスの違い
謙譲語の「伺います」のカジュアルな言い換えとして、「尋ねます・聞きます」を挙げることができます。
「伺います」のようにへりくだって接する必要のない親しい相手に対しては、「尋ねます(尋ねさせてください)・聞きます(聞かせてください)」のようなカジュアルな言い回しを使えます。
まとめ
「伺います」の言い換えには、ビジネスでも使える表現からカジュアルな語感の言い方まで色々なものがあります。
ビジネスでは「お伺いします・参ります」、カジュアルでは「訪問します・尋ねます」など、状況や相手に合わせて使い分けていきましょう。