「休業させていただきます」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「休業させていただきます」とは?
何らかの事情で急に休みにしなければいけない際に用いる言葉です。
「休業させていただきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使う時の注意点
間違った使い方で多いのが、今回のパターンです。
「休業させていただきます」の「~させていただきます」は一見、丁寧な言葉に聞こえますが、間違った使い方が多いです。
間違っている点は、「させていただく」は誰かの許可、承諾を得た結果、行なう行動、行為に対して、用いる事ができるフレーズです。
上司、目上の方、社外の方に用いる事ができ、会話に限らず、メールや文書で用いる事ができます。
「休業」とあるので、お店が一時的に閉める時に張り紙に書く様なシーンです。
例えば、熱が出て、体調不良による休みの場合、会社へ電話で「休ませて下さい」と連絡を入れるのがルールです。
この時はメールではNGになります。
連絡するべき上司が不在ならば、休む旨を伝えてほしいと職場の誰かに伝言をお願いするのが通常のやり方です。
では社外の方と打ち合わせがあって、出席する必要がある場合はどうすれば良いのでしょうか。
この場合は休む事と打ち合わせ会議がある事をまず、上司に連絡しなければいけません。
メールではいつ、見られるかが分からないので、電話で連絡する事と書いたのです。
更に、打ち合わせの出席があるのでは、上司に相談をした上で、単なる欠席連絡なのか、キャンセル連絡なのか、代理を行かせるのかは上司の判断になります。
自分から、社外の方へ連絡を入れるのか、会社から連絡するのかも上司判断になります。
以上の事には会社員なら、基本的なマナーなので、注意して下さい。
「休業させていただきます」の正しい文章表現
【例1】お店を休業にする場合
張り紙で「XX日~XX日の間、お休みにします」、あるいは「申し訳ありませんが、XX日~XX日の間、お休みにします」とするのが正しいやり方です。
無論、後の言い方の方が丁寧な言い方です。
【例2】個人が会社を休みにする場合
2で十分、やり方は記載しましたので、そこを参考にして下さい。
【例3】中小企業の様な取引先のある会社が休業する場合
この場合、張り紙にて、「申し訳ありませんが、XX日~XX日の間、お休みにします」と書いた上で、取引先には休業になることを電話にて詫びておく必要があります。
堅苦しくいう必要はないですが、休業理由や休業期間は伝えておかないと、取引先が困った事になるので、注意して下さい。
電話にていう場合、「申し訳ありませんが、XX日~XX日の間、お休みにさせて下さい」という具合で良いでしょう。
「させて下さい」と言っているので、取引先は理由があるので承諾せざるを得ませんが、休みのお願いをいている事になります。
「休業させていただきます」を使った例文
・『XX日~XX日の間、お休みにします』
・『申し訳ありませんが、XX日~XX日の間、お休みにします』
そのTPOによって、言い方、やり方、使い方が異なる為に、状況を記載した上で例文を書かないと意味が伝わりません。
その為、3の文章表現の所で、状況、シーンを含めて記載致しました。
ここでは例文だけを抜き出しています。
「休業させていただきます」の類語や言い替え
会社へ対して、休むことをお願いする言い方は「お休みをいただけますでしょうか」です。
別のシーンだと「臨時休業」が使えます。
まとめ
注意点を理解して、直すだけで、色々なシーンに応用できる様な説明にしましたので、ぜひ、上手く活用して下さい。