「休みをいただいております」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「休みをいただいております」とは?
「休みをいただいております」とは、社外の人に担当者が休みであることを伝えるときに使用される言葉です。
一見丁寧に見えますが、厳密には間違った敬語表現になります。
「いただく」は「もらう」の謙譲語で、へりくだった表現になりますが、休暇をもらう相手は自分の会社となりますので社外の人に使うのは不適切になります。
また社内の人であっても相手や関係性によっては悪印象を与えてしまうので注意が必要です。
「休みをいただいております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「休みをいただいております」が使われるのはどのような場合でしょうか。
たとえば、あなたが電話で担当者の不在を伝える際、「部長は休みをいただいております」といった言い方をしていないでしょうか。
また、自分が休みを取る時なども「明日はお休みをいただいております」といった使い方をしていないでしょうか。
これらも間違った使い方になりますので正しい使い方に言い換えた方がよいでしょう。
「休みをいただいております」の正しい敬語表現
「休みをいただいております」は誤った敬語表現ですが、ではどのように休みであることを伝えればいいのでしょうか。
一般的には「休みを取っております」や「不在にしております」と言い換えるのが普通です。
また、社内の人相手であれば「お休みされています」なども使用できますので、相手との関係性により適宜使い分けましょう。
「休みを取っております」を使った例文
・『田中は明日まで休みを取っております』
・『私事ですが、今週末は休みを取っております。恐れ入りますが連絡は来週以降にお願いします』
・『担当は本日休みを取っておりますので、差し支えなければ私がご用件をお伺いしても良いでしょうか』
「休みをいただいております」の類語や敬語での言いかえ
「休みをいただいております」は誤った敬語表現ですが、自分がやむなく欠勤などをしなければならなくなった場合には、上司や同僚に迷惑をかけてしまう可能性があるため「本日午後に半休をいただきたいのですが」や「今週末に振替休日をいただきます」などのように使うことは問題ありません。
まとめ
このように「休みをいただいております」は厳密には誤った言い方ですので、別の敬語表現で言い換えた方が良い言葉です。
ビジネスでもプライベートでも使いがちな言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。