「以上をもちまして」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「以上をもちまして」とは? ビジネス用語

何かを終了させる時には、「以上をもちまして」という表現が頻繁に使われます。

行事や会議では必須と思えますが、実はこの表現は間違いが定着したものであると言われるため、正しい使い方や言い換えを知る必要があるでしょう。

「以上をもちまして」とは?

これまでにあった時間を表す「以上」に、有する意味の「もちまして」を併せた表現です。

出来事に一区切りを付けたり、終わらせることを告げる時に使われます。

「以上をもちまして」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

スピーチやイベントなどの出来事では、終わりを迎えたり一区切りを付ける時、それを参加者に告げる必要性が出てきます。

そんな時に「以上をもちまして」と言って、その後に終了を告げるフレーズを繋げることが一般的です。

ただし「以上」という単語自体に「ここまでを以ちまして」の意味があるために、以ちましてを2回続けていることになるから間違った表現だとの指摘が存在します。

世の中で広く使われている表現ではありますが、迷うことがあれば正式な場所では避けるほうが無難かも知れません。

「以上をもちまして」を使った例文

・『以上をもちまして本日のイベントは終了といたします』
・『以上をもちまして挨拶に代えさせていただきます』

「以上をもちまして」の類語や言い替え

「以上で」は、今に至るまでの状況を表している「これまで」を使った簡易的な表現で、敬語に含めることも可能です。

「これまでをもちまして」と言えば、以上をもちましてと似たような意味になります。

「これをもちまして」は、「まで」を省略して同じ意味になる表現です。

「これにて」は古くから用いられている終わりの時の言葉で、「これを以って」と同じ意味があります。

まとめ

物事が終わるべき時が来たら使われがちなのが、「以上をもちまして」なのでした。

しかし間違った表現であるとも言われるので、迷ったら言い換えを使うのが無難です。

例としては「以上で」「これまでをもちまして」などを選んでみるのが良いでしょう。

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