「五月雨式に失礼いたします」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「五月雨式に失礼いたします」とは?
この言葉は、バラバラと断続的に何かをお願いする場面で使用できる言葉です。
「五月雨」とは、六月の長雨のことを示します。
これは、「梅雨」や「つゆ」などと表現する事もあります。
この時期は、雨が降ったり止んだりを繰り返します。
そのように、バラバラと断続的に続く様子を「五月雨式」と表現しているのです。
なお、ここでは「失礼いたします」を組み合わせています。
これは「失礼する」を敬語にしたものです。
謙譲語と丁寧語によって、「失礼いたします」と言い換えているのです。
これらのことから、バラバラと断続的に何かをお願いするような状況で、「五月雨式に失礼いたします」という言葉を使用できると分かるのです。
「五月雨式に失礼いたします」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
ビジネスでこの言葉を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、取引先に仕事を依頼していたとします。
しかし、その仕事では、追加の要件が出続けていたのでした。
このような場面では、「五月雨式に失礼いたしますが、ご対応のほどよろしくお願いします」と述べるとよいでしょう。
これにより、バラバラと断続的に依頼してしまっている様子を、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「失礼いたします」の使い方に注意するべきです。
これは、「失礼します」で置き換えられます。
この場合は、謙譲語の意味が無くなるのです。
実際の相手や状況によって、適した敬語を選ぶようにするとよいでしょう。
「五月雨式に失礼いたします」を使った例文
この言葉を使った例文を挙げます。
例文のように、そのままでも使用できますし、言葉を続けてアレンジしても良いでしょう。
・『五月雨式に失礼いたします』
・『五月雨式に失礼いたしますが、何卒ご容赦ください』
・『五月雨式に失礼いたしますが、よろしくお願いします』
「五月雨式に失礼いたします」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「五月雨式に失礼いたします」の類似表現
この言葉の類似表現は、「バラバラと失礼いたします」が挙げられます。
「五月雨式に」と「バラバラと」は、同じようなニュアンスで使用できるのです。
「五月雨式に失礼いたします」の敬語表現
この言葉を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「五月雨式に失礼します」に言いかえできます。
まとめ
このように「五月雨式に失礼いたします」は、バラバラと断続的に何かをお願いする場面で使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
