「五月雨式」と「立て続け」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「五月雨式」と「立て続け」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「五月雨式」「立て続け」の違いを分かりやすく説明していきます。

「五月雨式」とは?

「五月雨式」「五月雨」には、梅雨時の長雨といった意味だけでなく、このような様子から断続的にいつまでもだらだらと続くといった意味があります。

つまり、「五月雨式」とは、断続的にものごとが行われること。

一度で終わることなく、途切れながらも何度か続けて行うこと、また、そのやり方を意味します。

「五月雨式」には、「続く」といった意味が含まれています。

そのため、「五月雨式に続く」は二重表現となり誤った表現方法になります。

「五月雨式」は言い換えれば、「断続的」「途切れ途切れ」「続けさま」「連続的」などになります。

「立て続け」とは?

「立て続け」には、同じこと、似たことが間を置かずに続けて行われるといった意味があります。

言い換えれば、「ひっきりなし」「頻繁」「一続き」「ぶっ続け」「続けざま」などになります。

「立て続けに起こる」「立て続けに発生する」などといった使い方のほか、「立て続けにすみません」などといった形でも使用します。

「五月雨式」と「立て続け」の違い

「五月雨式」「立て続け」の違いを、分かりやすく解説します。

「五月雨式」は断続的にいつまでもだらだらと続くこと。

「立て続け」は似たことが間を置かずに続けて行われることを意味します。

つまり、「五月雨式」は、だらだら続くことを意味する言葉に対し「立て続け」は間を置かずに続けて行われることを意味するため、ニュアンスが異なる言葉になります。

「五月雨式」の例文

・『五月雨式に続く単純作業に飽き飽きしています』
・『五月雨式でも構わないため、順次報告してほしいと伝えました』

「立て続け」の例文

・『今年は、立て続けに台風が上陸し大変でした』
・『少しでも問題が発生すると、立て続けに電話がかかってきます』

まとめ

「五月雨式」「立て続け」には、以上のようにニュアンス的な違いがあります。

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