「乖離が激しい」とは?使い方や言い換えや用例など徹底解釈

「乖離が激しい」とは? 言葉の意味

状況や状態に関する表現は様々ありますが、「乖離が激しい」もまたその種類のフレーズです。

今回はこのフレーズについて解説してみたいと思います。

「乖離が激しい」とは?

「乖離が激しい」「乖離」についてまず説明しましょう。

「乖離」「かいり」と読み、「物事がお互いにそむき離れていること」「離れている状態」という意味があります。

多くの方にとって馴染みがない漢字の「乖」には、「そむく」という意味があり、「離」はご存じのように「離れる」という意味で、両者が合わさることで「乖離」の意味が形成されているのです。

更に、「乖離」が使用される対象は、「数値的なもの」「考え方や意見」または「希望と現実」などの「離れ具合」だと理解しましょう。

また、言外の意味合いとして、「本来は接近すべき物事が結果的に離れてしまっている」ということが含まれている場合が多く見られます。

「乖離が激しい」という全体のフレーズになれば、その「離れている状態」の度合いが大きいということです。

「乖離が激しい」の使い方や使われ方、使うときの注意点

何らかの理由で、複数(多くの場合は2つ)の物事がそれぞれ近付くことなく、かなり離れた状態であることを表現するために使われます。

例えば、理想と現実の間にあまりにも大きな差がある場合に、「理想と現実の乖離が激しい」と言うように表現されます。

また、「売上目標額と実際の売上高の乖離が激しい」というような形の表現もあり得るでしょう。

他にも株式に関する表現で「乖離」という言葉がよく使われることから、「移動平均線と現実の株価の乖離が激しい」と言った、株式市場に関係する表現事例も考えられます。

「乖離が激しい」を使った例文や文章

上記の他に考えられる例文も挙げてみましょう。

・『目の前で見た印象と、画面を通してみた印象の乖離が激しい』
・『内閣支持率と与党支持率の乖離が激しい』

「乖離が激しい」の言い替え表現

「乖離が激しい」ということは、両者の間にかなりの違いあるということです。

ただ よって、「差がかなりある」「大きな隔たりがある」または「大きな開きがある」などの表現が言い替えとして挙げられるでしょう。

まとめ

「乖離が激しい」とは、複数の物事の間に大きな差があることを意味するフレーズです。

このフレーズが使われる対象は、「数値で表されるもの」「考えや意見」もしくは「理想と現実」などになります。

タイトルとURLをコピーしました