「中庸」という言葉の対義語を取り上げて詳しく説明していきます。
さらに「中庸」を連想することになる対義語(反対語)について紹介します。
「中庸」の対義語
「中庸」(ちゅうよう)の対義語は「極端」(きょくたん)です。
「中庸」という言葉は「極端ではなくほどよいこと」を意味しています。
「中庸」というのは、「どちらか一方に偏っておらずバランスがとれているさま」を示しています。
アリストテレスの倫理学では「中庸」は「極端を悪徳とし中間を選ぶことによる徳」の意味を持ちます。
「極端」とは、「調和が取れておらず、どちらかに大きく偏っているさま」を意味しています。
「中庸」を連想する対義語(反対語)
「中庸」という言葉を連想することになる対義語・反対語には以下のようなものがあります。
「極度」【きょくど】
「極度」というのは、「これ以上のレベルはないほど程度が激しいさま」を意味している言葉です。
「中庸」が「バランスが取れていて極端ではない」を意味しています。
それに対して、対義語の「極度」は「バランスが崩れていて、これ以上ないほど極端な程度である」といった意味合いを持っているのです。
「過剰」【かじょう】
「過剰」という言葉は、「適量に対して多すぎること」を意味しています。
「過剰」には、「適度な程度を越えていて激しいさま」の意味合いもあります。
「過剰」は、「中庸」の「多すぎず少なすぎず中間でちょうど良い」といった意味とは反対の意味を持っています。
これらの意味の違いから、「過剰」は「中庸」の反対語といえるのです。
「ラディカル」
「ラディカル」という英語は、「極端であるさま」を示唆しています。
「ラディカル」というのは、「適度ではなくて程度ややり方が極端で激しい」といった意味のニュアンスを持っている言葉です。
その意味から、「ラディカル」は「極端ではなく中間であるさま」を意味している「中庸」の対義語になっているのです。
まとめ
「中庸」と反対の意味を持つ対義語は「極端」になります。
この記事では「中庸」と「極端」の意味を解説して、「中庸」を連想させる対義語(反対語)として「極度・過剰・ラディカル」を紹介しました。
「中庸」の対義語・反対語について詳しく調べたいときは、この記事を参考にしてください。