この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「不躾ではございますが」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「不躾ではございますが」とは?
「不躾ではございますが」のフレーズにおける「不躾」の読みは「ぶしつけ」で、「躾ができていないこと」、すなわち「無作法なこと、無礼なこと」を意味する言葉です。
また「ございますが」は、「ある」の丁重語の「ござる」に、丁寧語の「ます」と、逆接の接続詞の「が」が付けられた表現で、「ありますが」のより丁寧な表現となります。
以上より、「不躾ではございますが」のフレーズは「無作法ですが」や「無礼ですが」といった意味の敬語表現となります。
「不躾ではございますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「不躾ではございますが」のフレーズは、目上の方に「無作法や無礼や失礼」と思われる様なお願いをする際に、しばしば使われる表現です。
例えば「不躾ではございますが、次週末の研修会の講師をお願いできませんでしょうか」等と使われます。
「無作法や無礼や失礼」なお願いの例としては、準備の期間が必要なのにその期間が短い場合や、余り親しい方ではないのに無理なお願いをする場合等によく使われます。
「不躾ではございますが」を使った例文
・『営業部の○○です。不躾ではございますが、新製品の訴求ポイントをご教示いただきたく存じます』
・『不躾ではございますが、社内講師をお願いできませんでしょうか』
「不躾ではございますが」の類語や言い換え
「不躾」の類語としては「無作法」や「無礼」や「失礼」が挙げられます。
したがって、このフレーズは「無作法ではございますが」や「無礼ではございますが」や「失礼ではございますが」と言い換えることもできます。
また「ございますが」に換えて「存じますが」を使い、「不躾とは存じますが」と言い換えることもできます。
まとめ
「不躾ではございますが」のフレーズは「無作法ですが」や「無礼ですが」といった意味の敬語表現です。
目上の方に、「無作法や無礼」だと思われるお願いをする際に、その前置きとしてよく使われるフレーズです。