この記事では、「丁度」と「調度」の違いを分かりやすく説明していきます。
「丁度」とは?
「丁度」は「ちょうど」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある基準にぴったり一致する様子」という意味です。
2つ目は、「あるものごとが、目的や期待に都合よく見合う様子」という意味です。
3つ目は「ある
ものごとが。
その時正に行われている様子」という意味です。
4つ目は「まるであるものごととそっくり同じであること」という意味です。
「丁度」の言葉の使い方
「丁度」は副詞として「丁度だ・である」「丁度良い」などと使われます。
「丁度」の「丁」という漢字は「釘」の形を表し、ここから「安定している状態」「ぴったり合う様子」として使われる様になりました。
「度」は当て字とされています。
ちなみに、「ちゃんと」という言葉は「丁度」からの音変化です。
「調度」とは?
「調度」は「ちょうど」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「武具としての弓矢」という元の意味です。
2つ目は、「日常使う道具や器具、家具など手回り品のこと」という意味です。
「調度」の言葉の使い方
「調度」は名詞として「調度を揃える」「調度品」などと使われます。
「調」は「しら(べる)・ととの(える)」とも読み、「度」は「ものごとの基準や手本」から転じて「道具」という意味です。
昔の日本では、武家の部屋をほどよく整えるために「弓矢」を配置する習慣があり、ここから「室内全体の装飾」という意味になり、更に転じて「手回り品」という意味でも使われる様になりました。
「丁度」と「調度」の違い
「丁度」は「安定している状態」「ぴったり合う様子」です。
「調度」は「室内全体の装飾」「日常使う道具」です。
「丁度」の例文
「丁度」の例文は以下の通りです。
・『丁度仕事が終わったところだ』
・『これくらいの大きさが丁度良い』
・『約束の時間丁度に到着する』
「調度」の例文
「調度」の例文は以下の通りです。
・『部屋に見合った調度品をそろえる』
・『素晴らしい調度が集まっている』
・『調度品を全て買取に出す』
まとめ
今回は「丁度」と「調度」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。