ここでは「一連の出来事」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「一連の出来事」とは?
「一連の出来事」は、何らかの関連性のある出来事全てを対象にして用いられる表現です。
「一連の出来事には全て○○さんが絡んでいるらしい」と使った時には、その全てに○○という人が関係しているようだと言っており、「一連の出来事は、最初の○○から始まったと聞いている」とすると、○○がその全ての出来事の始まりだったと聞いたという用い方になります。
いくつの出来事をまとめてこのように表現するかはその時次第ですが、この「一連」とするからには2つでは少なく、3つ以上のそれの場合に使う場合がほとんどです。
「一連の出来事」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この「一連の出来事」は、先のように、関連する3つ以上の出来事をまとめて指して使うための表現になります。
挙げた例のように、その全てに誰かが関係している、それは何から始まったといった用い方がよく見られますが、「一連の出来事を通して気付かされたことがあった」、「一連の出来事さえ起こらなければ〜」などと使うこともできます。
このように、色々な用い方がある表現ですが、この「一連の出来事」自体はそういった全ての出来事という意味にしかなりません。
そのため、それらがどのようなことだったのかは使い方次第です。
「一連の出来事」を使った例文
・『この一連の出来事がやっと終わったので、これで○○に取り掛かることができる』
・『ここまでの一連の出来事によって、改めて自分はまだまだだと気付かされました』
「一連の出来事」の類語や言い替え
・『一連の過程』
この「過程」としても、全ての関連している流れを指して用いることができます。
「出来事」とした場合より、それぞれがそれほど大きな出来事ではなかった場合に向いており、「一連の過程を通して〜」や「一連の過程の始まりは〜」などと使い方としては同じです。
まとめ
「一連の出来事」は、何かに関連性がある全ての出来事を指して使う表現です。
それがどこから始まった、その全てに共通して、といったような用い方をすることが多く、この表現自体は事の良し悪しとは関係なく、単にそのような全ての出来事という意味で使われます。