一年の中でも重要な行事を迎えると、「一色になる」と表現することがあります。
これは各種のイベントと、参加する人々の心模様までも言い表せるものです。
どのように使うのか、言い換えはできるのかなどをご紹介します。
「一色になる」とは?
市街地の景色や人々の気持ちなどの全体が、同じ1つの傾向で満たされることについてを表しています。
「一色になる」の使い方や使われ方、使うときの注意点
年末年始になれば世の中はお正月の空気で満たされ、春になればお花見ムードでいっぱいになります。
そのように1つの傾向で満たされることを、「一色になる」と言い表すことが可能です。
これはクリスマス、お祭り、紅葉狩りなどの各種のイベントなどについて言い表せるでしょう。
使う場合は、「街はお祭り一色になる」のように、何処の場所がどんな要素で一色になったか、示すことができます。
ただし一色になったと言えないような状況でも、宣伝などの目的で一色になると表現する場合があることに気をつけてください。
しかし実際に一色には見えない状況で使うと、違和感を感じさせることになりかねません。
「一色になる」を使った例文や文章
・『秋を迎えれば、この公園も紅葉狩りムード一色になるだろう』
・『街を歩けばお正月のムード一色になるので楽しみです』
「一色になる」の類語や言い替え
「ムード一色になる」は、気分や雰囲気の面で、一つの傾向で満ちることを表す言い方です。
「一色に染まる」は、ある一つの傾向で全体が満たされることを表します。
「一つになる」は、全体の印象や人々の気持ちがまとまるとの意味です。
「塗りつぶされる」は、全体が強制的に一つの傾向でいっぱいになることを表します。
「埋め尽くされる」は、本来の景色がある要素によって、全て覆われてしまうことです。
「満たされる」は、全体がある要素でいっぱいになることを表します。
「いっぱいになる」は、満たされると同じ意味合いです。
まとめ
景色と心模様などが一つの傾向で満たされることを、「一色になる」と言い表せるのでした。
イベントについて表現するには最適ですが、実際に一色になっているかどうかに、注意する必要があります。
「埋め尽くされる」など言い替える候補は様々に見つけることができるでしょう。