学校から宿題を出されたとき、どう書いたらよいのか悩むことがあります。
この記事では、「レポート」と「論文」の違いを分かりやすく説明していきます。
違いを知って、自信のもてる文章を作っていきましょう。
「レポート」とは?
レポートとは授業が分かっているか、その理解度をつたえる文章のこと。
正しい知識を身につけていることを、教授に証明する文章です。
レポートは高校や大学で、先生や教授から宿題として出されます。
成績にも影響するので、締め切りに間に合うように早めに手をつけることが大切です。
レポートと聞くと「何から書いていいか分からない」「何をテーマにしたらいいか迷ってしまう」という声もよく聞かれます。
先生がレポートを出すのは、授業で教えた内容をどのくらい生徒が理解しているか知りたいからです。
そのためレポートにまとめる内容は「授業で習ったもの」が基本となります。
過去の授業で使った教科書やノートを取り出して、書けそうなお題を探してみると、意外にもヒントとなる物が見つかっていきます。
準備ができたら、後は書いていくだけです。
「論文」とは?
論文とは、新しい主張をおこなう文章のこと。
過去に発表されていない、新しいアイデアを世の中につたえる文書です。
論文は大学の卒業論文、そして学会の研究論文などでよく使用されます。
学校の論文がなぜあるかというと「その人がどのくらい、論理的な文章を書けるのか」教授がそのレベルを知りたいからです。
また学会に論文があるのは「新しいテーマが発表されれば、それだけ新しい研究や発見に結びつく可能性が高い」からです。
とくに科学や医学の論文は、世界を変える偉大な新発見につながることもあります。
論文の核となるのは「問題を提起して、自分なりの答えを見つけること」。
いい論文を書くためには、いいテーマを見つけることも大切です。
自分の興味のあること、不思議に思っていたことを論文のテーマにすると、いい論文が書けます。
「レポート」と「論文」の違い
どちらも長い文書なので、分かりづらいです。
「レポート」と「論文」の違いを、分かりやすく解説します。
・復習が「レポート」予習が「論文」
「レポート」と「論文」の大きな違いは、すでに習ったものをどう発展させていくかです。
過去の授業で習ったことが、ベースになっているのがレポート。
見られているのは「授業の理解力」です。
そして過去の授業で習ったことを土台にしながら、さらに新しい発見を付け加えていくのが論文です。
そのため内容によっては「まだ習っていないこと」も盛り込む必要があるのが論文です。
例えるなら、授業の復習がレポート。
授業の予習が論文です。
まとめ
「レポート」と「論文」の違いを分かりやすくお伝えしました。
レポートとは過去の授業で習ったことを土台に、論理的な文章を組み立てたもの。
そして論文は自分なりの問いとそれに対する答えをまとめた、新しい主張です。
レポートも論文も「読み手」を考えた、分かりやすい構成が求められます。
データや情報をあつめて、説得力のある文書を作成していきましょう。