この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「メールにて恐れ入りますが」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「メールにて恐れ入りますが」とは?
「メールにて恐れ入りますが」のフレーズにおける「メール」は、言うまでもなく広く使われている「電子メール」を意味する言葉です。
また、次の「恐れ入りますが」は「申し訳ない」や「恐縮」を意味する「恐れ入る」に、丁寧語の「ます」と、その後ろに逆接の接続詞の「が」が付けられた表現です。
したがって「メールにて恐れ入りますが」は「メールで申し訳ないが」との意味の丁寧な表現となります。
このフレーズは、尊敬語や謙譲語を使った敬語表現ではありませんが、丁寧な表現であり、前後の文章を敬語表現とした敬語の文書でも使うことが出来ます。
「メールにて恐れ入りますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「メールにて恐れ入りますが」のフレーズは、メールで何らかのお願いをする際や、ちょっとした迷惑をかけたことに対して謝罪する際や、お礼を述べる際によく使われます。
こうした行為は、本来なら直接会って行うべきだが、それをメールという簡便な手段で済ませることに対して、申し訳ないとの気持ちを表す言葉です。
このフレーズは、お願いや謝罪やお礼のメールの冒頭で断りの言葉としてよく使われ、文章の最後は「が」で終っているので、このフレーズの後ろに、お願いや謝罪やお礼の言葉が続けられることになります。
もちろん、相手の方に大変な迷惑をかけたような場合や、言い尽くせないほど世話になったりした場合には、まずメールで謝罪やお礼を述べても、改めて直接会って謝罪やお礼を述べるのがマナーと言えます。
「メールにて恐れ入りますが」を使った例文
・『メールにて恐れ入りますが、よろしくお願い申し上げます』
・『メールにて恐れ入りますが、取り急ぎお礼申し上げます』
・『メールにて恐れ入りますが、心より謝罪申し上げます』
「メールにて恐れ入りますが」の類語や言い換え
「恐れ入る」の類語としては「恐縮」や「申し訳ない」が挙げられます。
したがって、「メールにて恐れ入りますが」のフレーズは、「メールにて恐縮ですが」や「メールにて申し訳ありませんが」と言い換えることが出来ます。
また敬語表現としては「メールにて恐縮ではございますが」や「メールにて申し訳ございませんが」と言い換えることが可能です。
まとめ
「メールにて恐れ入りますが」は「メールで申し訳ないが」との意味の丁寧な表現です。
直接会ってお願いや謝罪やお礼をすべきところを、簡便的にメールで済ませることに対して、申し訳ないとの気持ちを表すフレーズです。
