「マトン」と「ラム」の違いとは?分かりやすく解釈

「マトン」と「ラム」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「マトン」「ラム」の違いについて紹介します。

マトンとは?

マトンは、生まれてから1年以上経った羊の肉のことをいいます。

国によって区別の仕方は異なりますが、子羊ではなく成長した羊の肉をマトンと呼んでいます。

英語では「Mutton」と書きますが、「mutilation」が語源とされます。

「mutilation」は、オスの羊を去勢することを指す英単語でした。

オスの羊の肉を柔らかくするために去勢したといわれています。

日本では北海道名物として有名なジンギスカンに用いられます。

アイルランドでは、マトンを使ったアイリッシュシチューがよく食べられています。

ジャガイモなどの野菜とマトンを煮込んだアイルランドの家庭料理です。

ラムとは?

ラムは、生後1年未満の子羊の肉のことをいいます。

羊肉はクセがありますが、その中でもラムはクセが少ない肉として人気があります。

日本でも流通していますが、そのほとんどはニュージーランドやオーストラリアから輸入されたものです。

ジンギスカンにしたり、焼き肉やステーキなどで食べることが多いです。

マトンとラムの違い

マトンもラムも羊肉ですが、子羊の肉をラムといい成長した羊の肉をマトンと呼んでいます。

生後1年未満をラムといい、1年以上の羊の肉をマトンと呼ぶことが多いです。

ただし、永久歯の数で区別する地域もあります。

マトンはクセが強いですがコクがあります。

ラムはクセは控え目で食べやすく、肉質もマトンに比べると柔らかいです。

羊の肉を食べ慣れていないと、マトンの独特の臭いが苦手に感じることもあります。

そのためジンギスカンにする際には、ラムはそのまま焼きますがマトンはタレに漬けてから焼くことが多いです。

また、マトンはソーセージなど加工食品に使われることも多くあります。

まとめ

生後1年以上の羊の肉をマトンといい、1年未満の羊の肉をラムといいます。

ただし、永久歯の数によってマトンとラムを区別することもあります。

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