「パラディン」と「ナイト」の違いとは?分かりやすく解釈

「パラディン」と「ナイト」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「パラディン」「ナイト」の違いを分かりやすく説明していきます。

「パラディン」とは?

「パラディン」とは高位の騎士を指す称号です。

元々は古代ローマ帝国で宮殿を守る精鋭部隊として編成されその名前として付けられたのがパラディンの始まりです。

そして中世になると護衛兵ではなくローマ教皇に仕えて働く高官や、神聖ローマ帝国でも一部の伯爵に授けられる称号となりました。

そのため最初こそ宮殿を守る兵士としての称号でしたが、中世頃には宮仕えできるような宗教と政治的に認められた人に与えられる称号と言えます。

ファンタジーなどの創作におけるパラディンは、初期と後期のイメージが混じった結果宗教要素のある高位の騎士という扱いです。

「ナイト」とは?

「ナイト」とは何らかの手柄を立てた人に授けられる称号です。

元々は中世の騎士階級に由来し、中世の騎士は兵士として特別な階級であったことからナイトの称号を授けられると平民より一つ上の立場となります。

ヨーロッパで戦争が活発に起きていた時代では戦争で目覚ましい活躍をした兵士に授けられ、伯爵などの爵位を持つ貴族と平民の間の特権階級である準貴族として扱われていました。

平和になった現在でも文化的に大きな良い影響を与えた人物などにナイトの称号が授けられることがあります。

「パラディン」と「ナイト」の違い

「パラディン」「ナイト」の違いを、分かりやすく解説します。

宮殿の護衛兵や宮仕えする高官に与えられた称号が「パラディン」で、何らかの大きな手柄を立てた人に授けられる称号が「ナイト」です。

「パラディン」は元から宮仕えできるような立場の高い人だけに授けられる称号ですが、「ナイト」は称号を授けられることでそれまでより高い立場になります。

まとめ

「パラディン」は宮殿内で認められた人に授けられる称号で、「ナイト」は大きな手柄を立てた人に授けられ一台限りの特権階級になる称号と実はあまり関係ありません。

創作物の中では関連付けられることが多いですが、歴史的には「パラディン」は主に古代ローマの時代から中世頃までに使われた称号で、「ナイト」は中世を過ぎた後から現代まで使われる称号なので時代からしても別物です。

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