この記事では、若者の間で使われているスラング用語の「ハブる」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「ハブる」とは?意味
いつも一緒にいるグループから仲間はずれにされてしまうことを「ハブる」と言います。
いつもは食事を一緒にしていたのに、いきなり険悪な雰囲気が漂って、気がつけばひとりぼっちになっている状態を表すわけです。
受け入れることを拒否したり、省いて嫌がらせするなどの行為を指してひとりだけ阻害して楽しむ人もいれば、苛立つ気持ちを解消させるなど目的はいろいろあります。
どこか自分とは性格が合わないと感じる人や、見た目が違うなと思う相手と一緒にはいられないと思ったとき省くその行為を指すわけです。
主に、仲間はずれにする側が使うものであり、はぶられる方は使わないのが一般的な使い方になります。
「ハブる」の概要
たくさんある中で、見た目や機能がどうも他のものとは違うため、不要と感じたものを取り除く行為を「省く」【はぶく】と言い表します。
この意味を持つ「ハブる」もたくさんある中から一部だけを減らし、見た目も中身も均等にして問題を防ごうと思う人の思惑が「ハブる」という行為に表れるのです。
仲間内で陰口を叩いていたという者が鬱陶しいと思うときや、周囲の状況を見ることなく、やたらひとりだけテンションが高すぎて疲れるなと感じる者がグループから出て行ってほしいと思うとき「ハブる」という行動を見せて、自分たちがいかに関わりたくないかを示す行動になります。
わざとひとりだけ「ハブる」ことで優越感に包まれる人もいて、はぶられた人の寂しそうな姿を見て嬉しがるときにも使われている言葉です。
「ハブる」の言葉の使い方や使われ方
生理的に合わないと思う人や見た目が苦手だと感じたとき、「あの子をハブるよ」と他の者へ伝えてから嫌う者をひとりにさせます。
同じ感覚が持てないとか、趣味が合わないと思う人に対しては「もう一緒にいるとムカつくからハブる」と言って孤立させる場合もあります。
しかし、阻害して二度と友達になれないのは悲しいと思ったときは「ハブるのは簡単だけど本当にいいのか」と不安になる気持ちを表すこともあるわけです。
実際、どのようにグループから出すかといえば「机を離してハブる」、「近くに来ないように睨んでハブる」などして嫌っている気持ちを伝えてひとりぼっちにさせます。
「ハブる」を使った例文(使用例)
・『いじめばかりしている性格が悪い人をクラスみんなでハブる』
・『おかしな行動が目立つ人を、大勢見ている前で思い切りハブる』
・『今までずっと一緒に行動していたのに、急にハブるから状況が飲み込めない』
いじめをする性格の悪い人を反対にハブることで、自分がどれだけ人を精神的に傷つけているか分からせようとしたり、行動がおかしいと思うときは付き合っていられないと相手を阻害することもあります。
しかし、いきなり自分がハブられた人は状況がよく理解できないため、どうして阻害するの分からずに困ってしまうでしょう。
まとめ
グループから「ハブる」という行為は、何か原因があってのことであるため、自分がそのような状況になったときは自分が何をしたのかよく思い出してみて、思い当たることがあれば見直して慎重に行動することが大切です。