「ハギ(萩)」という花をご存知でしょうか。
「ハギ(萩)」は、日本を含む東アジアを原産国とする、マメ科ハギ属の落葉低木です。
今回は「ハギ(萩)」の花言葉や由来について、詳しく見ていきましょう。
「ハギ(萩)」の花言葉
赤紫色の花を咲かせる「ハギ(萩)」の、3つの花言葉をご紹介します。
「思案」
「ハギ(萩)」は、垂れ下がった枝先に小さな赤紫色の花がいくつも咲きます。
その姿がうつむいて何かを考えているように見える事から、「思案」という花言葉が生まれました。
小さなたくさんの花は、考えに対しての明確な答えを導き出してくれるような、とてもはっきりとした明るい色をしています。
「柔軟な精神」
たくさんの花が垂れ下がって咲いている姿がとても柔らかい印象の、「ハギ(萩)」そのものを表している花言葉です。
風に吹かれて花々が揺れる風景からは、柔軟さと心地よさを感じます。
肩の力を抜きたい時や気分転換が必要な時に眺めたくなるような花です。
「内気」
「思考」同様に、花がうつむいているように見える事が、「内気」の由来とされています。
鮮やかな赤紫色の小花をたくさん咲かせる「ハギ(萩)」ですが、華やかでありながらも落ち着いた美しさがあります。
見ていると気持ちが和むような、控えめでおっとりとした雰囲気の花です。
「ハギ(萩)」の名前の由来
古株の根から新芽を出す特性が由来となり、その特性を意味する「ハエキ(生芽)」という言葉が変化して、「ハギ(萩)」という名前がついたと言われています。
「ハギ(萩)」の、生命力の強さを感じるような名前の由来です。
「ハギ(萩)」の豆知識
「ハギ(萩)」は、秋の七草として有名ですが、花の開花時期は6月〜10月頃という、秋だけではなく初夏から咲き始めます。
開花時期が長い事と、暑さ・寒さにも強いという特徴があります。
「ハギ(萩)」の花は、秋の七草というだけあって、秋口の方が花の数が多く華やかで見ごたえがあるのですが、夏の始まりを知らせてくれる花でもある事を、豆知識としてお伝えしました。
まとめ
控えめで柔らかい印象の花言葉を持つ、「ハギ(萩)」についての解説でした。
どこかで「ハギ(萩)」に出会えた時は、しなやかな美しい花をゆっくりと観賞されてみてください。