この記事では、「テキトー」と「適当」【てきとう】の意味や例文、違いを分かりやすく説明していきます。
「テキトー」とは?
とにかくいちいち深く考えず、ゆるい気持ちで取り掛かろうという意味がある「テキトー」は、なんとなく力を抜いてやってみる気持ちが強く表れている状態を指します。
若い人の間でよく使われている言葉であり、ゆるい考えで物事に取り掛かろう、行動してみようといい加減な感じでやろうと思うわけです。
そんなにあくせく働くよりも、力を抜いて仕事した方が疲れませんし、楽しい気持ちで働けるといった意味でも使われています。
使い方としては「テキトーに考えな」と焦って、うまく物事が進まない人に対して「気楽にやろう」と肩から力を抜きなと伝えるわけです。
主に、友達や趣味仲間に対して交流するときに使う言葉であり、人の背中を押してあげたいとき使う言葉になります。
「適当」とは?
しっかりした気持ちで物事に取り掛かるのが「適当」【てきとう】であり、正しく結果を残すという意味があります。
適切に当てはまる言葉で伝えたり、行動して、しっかり物事を見据えて取り掛かれる人になるためには適当な考えする人間になることが大切です。
問題に対して相応しく、かなっていることして見せるのが「適当」の意味であり、目的に合わせられる人は使える人材になり、職場では選ばれる人になれるわけです。
その一方で、いい加減な行動や言動がいい加減だと思うときは「適当」と表すことがあります。
「テキトー」と「適当」の違い
「テキトー」と「適当」の違いを、分かりやすく解説します。
いい加減に物事を考えて、取り掛かることを「テキトー」と言い、深く考えすぎず気楽な気持ちでやればいいと考えることを指します。
「テキトー」な方が疲れないからこそ長続きしたり、人とうまくやれると助言してあげるときによく使われている言葉です。
一方の「適当」は適切に行動したり、物事を考えることが大事であり、相手の言ったことにしっかり当てはまる行動するときに使われています。
「テキトー」の例文
・『真面目にやると馬鹿を見ると思ったときはテキトーにやったほうがいい』
・『彼はいつもテキトーに物事を考えるが、やるときはしっかり仕事する男だ』
真面目すぎると仕事でつまずいたり、人に騙されそうなときは「テキトー」に物事を考えて行動した方がいいときがあります。
そんな中途半端な感じで物事を考える人であっても、仕事するときはしっかり取り掛かる人もいるわけです。
「適当」の例文
・『適当な答えを出したら取引先からえらく気に入られて声がかかった』
・『上司から適当にあしらわれることがつらいと感じた俺は職場を離れることにした』
相手が求める仕事ができる人とは取引したいと思えば声がかかり、一緒に手を取り合って頑張ろうと言われることがあります。
反対に、職場で適当にあしらわれて、つらい目に遭う場合もあるわけです。
まとめ
どちらも力を抜いて物事を考えて取り掛かるときに使う言葉ですが、「テキトー」は若者が掲示板やチャットなどで使い、そんなに深く考えないようにして、行動してみようと呼びかけるときに使い、「適当」は適切に当てはまるよう取り掛かろうと伝えるときに使うと覚えておくといいでしょう。