黄色いベルのような花が可愛らしい「サンダーソニア」は、イヌサフラン科「サンダーソニア」属の多年草です。
アフリカ南部の高地原産で、現在はニュージーランドで栽培が盛んです。
花は黄色またはオレンジで、ベル、または提灯のような形をしています。
花期は6月から7月です。
今回は、「サンダーソニア」の花言葉について解説します。
「サンダーソニア」の花言葉
「祝福の音色」「励まし」「愛らしい」「故郷を懐かしむ」などがあります。
少し切なさを含みますが、温かく可愛らしい花言葉が揃い、人を元気付ける贈り物に向きます。
「祝福の音色」
「サンダーソニア」の、キリスト教会のベルを思わせる花からイメージされた花言葉です。
「福音」「祝福」「祈り」「信頼」「純粋な愛」なども同じキリスト教の発想で付いています。
祝福して鳴らすと言えば、やはりウエディング・ベルが思い浮かぶでしょう。
結婚祝いやブーケに向きます。
「励まし」
ベルを鳴らし、人をはげますイメージから付いた花言葉です。
下向きの花から、弱っている人を見つめ労うイメージにも繋がります。
打てば響くという事で、「共感」という花言葉も付いています。
人をはげますのは難しいものです。
良い事を言っても、関係性が遠ければ余計なお節介になってしまいます。
ですが、あまり上手くはげませなかったとしても、その気持ちは相手にもあなたにも残るものです。
その積み重ねが、信頼関係を築いていくのです。
辛い気持ちで落ち込む人へ贈り慰めるのに向く花言葉です。
「愛らしい」
見たままの愛らしさから付いた花言葉です。
ベルを思わせる形と、柔らかな黄色は、小さな子供が鳴らして遊ぶ、玩具のハンドベルのようです。
「愛嬌」「可憐」という花言葉も同じ由来で付いています。
人間には、赤ん坊のようなものに愛らしさを感じる本能があります。
本能に訴えかける感情は、強く、簡単に説明はし難いものです。
何かしら、愛らしいと思う人へ贈るのに向きます。
「故郷を懐かしむ」
「サンダーソニア」は、アフリカ入植者の「ジョン・サンダーソン」により1851年に「発見」された事から付いた名です。
彼の望郷の念、または、その後乱獲で生息地が荒らされた「サンダーソニア」の気持ちの想像が由来となっています。
同じ由来で「望郷」、若者が故郷を離れるイメージで「意地っ張り」という花言葉も付いています。
「故郷は遠きにありて思うもの」頻繁に帰っても良い事はありませんが、時折思い出すのは良いでしょう。
故郷はその人の根幹なので、適度に見つめておかないと、自分の行動や感情が理解出来なくなります。
同郷の友人へ贈るのに特に向きます。
一方、実家の親に贈ると心配させるだけなので、程ほどにしておきましょう。
まとめ
「サンダーソニア」は可愛らしい花です。
花言葉を知れば、単なる可愛さ以上の好ましさも感じられるでしょう。
花を一層彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。