この記事では「わざわざ」について解説をします。
「わざわざ」とは?意味
他のことのついでではなく、そのことのためだけに行うさまという意味です。
また、行わなくてよいことを故意にすることという意味もあります。
漢字で書くと「態態」です。
「態」を「わざ」とするのは常用漢字にない読み方なので、ひらがなで書かれることが少なくありません。
「わざわざ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ついでではなく、そのことのために何かを行うときや、行ったときに使用をします。
たとえば、「わざわざお越しくださり、ありがとうございます」といった使い方ができます。
自社に他社の人が訪れてくれました。
近くに来たのでついでに寄ったのではありません。
この会社に用事があって、時間や労力を使ってやって来ました。
会社を訪れるというそのことのためだけに、時間や労力を使ってくれているのです。
このような場面で「わざわざお越しくださり、ありがとうございます」という言葉を使います。
ついでの場合には「わざわざ」とはいいません。
特にそのことのためだけにある事柄をする場合に使う言葉です。
しなくてもよいことをするさまという意味もあります。
たとえば、徒歩10分の場所に部長が外出をするとします。
それを知った部下はタクシーを呼ぼうとしました。
歩いてすぐの場所なので、部長はタクシーを呼ばなくてよいと思っています。
このことを部長から伝えるときに「わざわざタクシーを呼ばなくていい」といった使い方をします。
「わざわざ」を使った例文
・『わざわざ訪ねて来てくださいました』
・『わざわざ届けてくださり、ありがとうございます』
「わざわざ」の返答や返信例
この後に何が述べられるかによって返す言葉が変わります。
感謝の気持ちを伝えられたときは、その気持ちを受け取っておきましょう。
「申し訳ない」という気持ちを示しているときは、「気にしないでください」の意を伝えると、「悪かった」という相手の気持ちが軽くなると期待できます。
そのことをしなくてよいという場合は、それを行わなくてよいです。
そのことのために時間や労力を使う必要はないです。
まとめ
この言葉は、ついでではなくある事柄のためだけに何かをするさま、行わなくてよい事柄をことさらするさまという意味があります。
多くの場面で使うことのできる言葉です。