この記事では「よろしければご活用ください」について解説をします。
「よろしければご活用ください」とは?意味
よかったら使ってください、差し支えないなら利用してください、という意味です。
「よろし」は「よろしい」のことで、許容できる範囲であるさまを表します。
「ば」は仮定の意を表す語です。
この場合は、差し支えないと仮定をして、後の言葉を続けています。
「ご活用」は「活用」を敬意を表す形にしたものです。
「活用」には、役に立つように使うこと、物や人の能力や機能を十分に発揮させて使うことという意味があります。
「ご」をつけることで、その行為をする人への敬意を表す言い方になります。
「ください」は相手に何かを要望・懇願する意を表します。
「よろしければご活用ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かを使うようにすすめるときに用います。
そのものは、話し手が差し出すもの、話し手側が所有しているものであったり、話し手がよいと思っているものです。
たとえば、会社にお客さまがやってきたとします。
この人と会話をしているところです。
会社では暖房を使用しているのですが、お客さまは寒そうにしています。
そこで、会社にあったブランケットを使ってもらうことにしました。
しかし、使うか使わないかはお客さまが決めることができます。
使いなさいと強制するものではありません。
このような場面で、差し出すものを使ってくださいという意味でこの言葉を用います。
「よろしければ」という言葉を使うことで、使っても使わなくてもよいという意味合いを持たせています。
使うか使わないかは相手が判断をします。
「よろしければご活用ください」を使った例文
・『こちらをよろしければご活用ください』
「よろしければご活用ください」の返答や返信例
好意で何かを差し出してくれているので、使ってくださいとすすめてくれていることにお礼を伝えます。
そのものを使う場合も使わない場合も、お礼を伝えるとよいでしょう。
使いたいときには、それを使って構いません。
差し出してくれているので、使って問題ないです。
使わない場合は、相手の好意にお礼を伝えた後に丁寧に断ります。
しかし、サンプルを差し出してくれた場合ならば、それを使っても使わなくてももらっておくとよいでしょう。
もらってもそれほど困らないはずです。
まとめ
この言葉は、何かを使うようにすすめるときに使用をします。
無理やり使わせるのではなく、使ってもよいし、使わなくてもよい場合に用いるものです。
差し出したものをどうするかは、相手が判断をします。
強制されると嫌な気持ちになりますが、この言葉は強制するものではないので、相手を不快にさせにくいでしょう。
