この記事では、「やっぱり」と「やっぱし」の違いを分かりやすく説明していきます。
「やっぱり」とは?
「やっぱり」とは、予測した通りになることをいいます。
「やっぱり雨になったね」といった使い方をします。
また、色々と考えたり迷ったりしているうちに意見を変えたり、元に戻したりする場合にも使います。
「赤い方がいいと思ったけど、やっぱり青にする」と言ったりします。
「やっぱり」は「やはり」の音が変化した言葉で、同じ意味で使われています。
「やはり」の意味を強調しているのが「やっぱり」です。
「やっぱり」は話し言葉なので、文章などには基本的に使いません。
また、改まった場でも「やっぱり」ではなく「やはり」を使用します。
「やっぱし」とは?
「やっぱし」とは、「やっぱり」の音が変化した方言です。
「やっぱし」は江戸時代に使われるようになった方言で、主に関西や中部地方で使われたいた言葉が江戸に広まったと考えられています。
「り」が「し」に変化する言葉は多く、「はっきり」を「はっきし」と言ったり「ぴったり」を「ぴったし」、「がっくり」を「がっくし」と言ったりすることもあります。
「やっぱし」は俗語なのであまり使われることはありませんが、現在でも比較的関西や中部地方で使われることが多いです。
「やっぱり」と「やっぱし」の違い
「やっぱり」の音が変化した方言が「やっぱし」です。
普段の会話では「やっぱり」を使うことが多いですが、「やっぱし」を使う人もいます。
どちらも話し言葉なので、書き言葉としては使いません。
そのため文章にする場合には「やはり」を使います。
フォーマルな場でも「やはり」を使うことが多いです。
「やっぱし」は元々関西や中部地方で使われていた方言ですが、江戸時代に入ってから関東にも広まりました。
まとめ
「やっぱり」の音が変化した方言が「やっぱし」です。
「やっぱし」よりも「やっぱり」の方がよく使われています。