「またご一緒させてください」とは?
言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解説していきます。
「またご一緒させてください」とは?
「一緒」は「他のものやことと合わせて、1つにすること、もしくは、1つになること」という意味です。
「またご一緒させてください」というのは、「またあなたと一緒に行かせてください」ということを相手に伝えていることになります。
食事会などが終わった後に、お礼のメールなどでよく使うフレーズです。
「またご一緒させてください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
これは「またご一緒させていただきます」という表現を使用することもできます。
「また行きます」もしくは「また一緒に行きます」という意味ですが、適切な表現ではありません。
相手がまた一緒に行きたいと思っているかどうかわからないのに、一方的に「また一緒に行きます」というフレーズを使ってしまうと、不遜な印象を与えます。
このような場合は、「またご一緒させていただきます」という表現が適切です。
「またご一緒させてください」の正しい敬語表現
「またご一緒させてください」は丁寧な表現ですが、同僚など同格の人に対して使うことばです。
上司や取引先などの目上の人に対しては、よりへりくだった「させてください」を使うほうが適切です。
「またご一緒させていただきます」は定番フレーズですから「またご一緒させてください」とほとんど同じ意味ですが、目上の人を不快にさせてしまうことを心配するなら「ご一緒させていただきます」を使ったほうが賢明です。
「またご一緒させてください」を使った例文
・『美味しい食事とともに、貴社の皆さまと貴重な時間を過ごせたことに心からお礼申し上げます。普段お聞きすることのない話も伺うことができ、大変勉強になりました。またご一緒させていただき、情報共有の機会をいただけたら幸いです」
・『昨日は宴席にお招きいただきまして誠にありがとうございました。おいしいお食事をいただきながら、ざっくばらんな情報交換をできるとは願ってもない機会でございました。是非またご一緒させてください』
「またご一緒させてください」の類語や言い替え
「ご一緒させてください」という言葉の代わりに、「お供させてください」「お相伴(しょうばん)させてください」や「喜んでお供させていただきます」を使うこともできます。
まとめ
「またご一緒させてください」という言葉は、日常会話だけでなく、ビジネス会話においてもよく出てきますが、間違って使いがちです。
しっかりと違いを勉強して、正しく使えるようにしましょう。
