子供の頃、たまにしか会わない親戚などに会うと、毎回大きくなったという旨の感想を漏らされ、毎回「15歳になりました」のように返事をしていたものです。
それでは、この「なりました」というのはどういう意味なのでしょうか。
「なられました」とはどう違うのでしょうか。
この記事では、「なりました」と「なられました」の違いを分かりやすく説明していきます。
「なりました」とは?
「なりました」とは、大きく分けると2つの用法があり、ひとつは何かの状態が変化したことを表すもの、もうひとつは別の動詞や形容詞につなげて敬語にするものです。
それぞれの例文は後述します。
「なられました」とは?
「なられました」とは、一般的には「なる」の尊敬語として使われる、その人が何か状態に変化があったことを表す言葉です。
「なりました」と「なられました」の違い
「なりました」と「なられました」の違いを、分かりやすく解説します。
これらの言葉は、人や物の状態が変化したことを表すために使われる言葉ですが、明確な違いがあります。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、自分か同列の第三者のことに対して用いられるのが「なりました」であり、相手や同等の存在に対して用いられるのが「なられました」ということになります。
前述のように「なりました」は他の言葉とつなげて敬語にする時に使われるので敬語だと思われがちですが、単独で使われる場合は敬語ではありません。
それに対して「なられました」は明確な敬語です。
「なりました」の例文
・『昨日は熱が出て大変でしたが今日はかなりよく「なりました」』
・『会議が終わったので、お客様はお帰りに「なりました」』
「なられました」の例文
・『お子様はおいくつに「なられました」か』
・『会議は終わったので、お客様はお帰りに「なられました」』
まとめ
この記事では、「なりました」と「なられました」の違いに関して説明してきました。
ここまで解説してきたように、言葉の繋げ方によって敬語表現が成立するかどうかが変わってくるので、使用する時は注意が必要です。